東北巡業シリーズ。
安達太良山、西吾妻、磐梯山。
2泊3日で、東北地方の百名山のガイドへ行って来ました。
初日、安達太良山。
ロープウェイを使っての往復ルートです。
お昼過ぎにお客さんと合流してスタート。
紅葉の始まっている、なだらかな初級者用ルート。
ほどなくして、ちちくび(乳首)と呼ばれる山頂。
稜線に上がると、火山の噴火で出来た山というのが良く分かります。
それまでのなだらかな登山道と違って、荒々しい。
ここまで来るには、鎖や鉄梯子を通らないといけないので、お客さんが不安な時ならこの下に有る道標でも登ったことになるのですが、
今日は人も少ないし、ガイドが面倒を見ながらゆっくり上がれたので全員登頂。
平日は空いてるからやりやすいですね。
見渡す限りの紅葉。良いですね。
下山後、麓の岳温泉に泊まって、翌日は西吾妻。
天元台からのロープウェーアクセスです。
なだらかで開放感が有る稜線。
冬に来たときは、見事なスノーモンスターと雪原でしたが、この時期の草原も見事です。
梵天岩で休憩。
山頂感が全くない、西吾妻の山頂。
百名山、屈指の山頂感の無さ。
ここに来るまで、オオシラビソの樹林帯、湿原、草原、岩場と、良い風景の中を歩いてきたので、山頂のガッカリさも気になりませんね。
天狗岩のところに有る吾妻神社。
道中、擬似液果を付けている針葉樹が至る所に有りました。
針葉樹なのに、果物のような実を付けている木です。
普段なら「ホンドミヤマネズ」と言ってしまうところですが、至仏山が「ホンド」が付くミヤマネズの北限。
東北なので、ミヤマネズですね。
下山後、また温泉に泊まり、最終日は会津磐梯山。
八方台登山口より入山。
最初はブナの森。
地衣類の付きかたが、谷川岳のと似てますね。
中の湯温泉の跡地。
シュワシュワとガスや冷泉がところどころから吹き出てます。
途中に有る道標。
いつも思うのですが、ここから残り1.1kmだと思って歩くと愕然とします。
もう500mくらいプラスしたほうが良いのではと思ったり。
斜面トラバースが終わって、広くてなだらかな尾根筋に入ると、カエデの紅葉が始まりました。
ミネカエデかな。
ガスガスで眺望が取れないので、紅葉があると嬉しいです。
弘法清水小屋でおトイレと休憩。
寒い日だったので、中でホットコーヒーやお味噌汁をいただけたが良かったです。
山頂。
眺望無し。
寒いのでそそくさと降りる。
下山中、眺望ポイントに差し掛かった時に、少し空が明るい気がしたので登山道から横に出て眺望を確認。
見事に桧原湖が見えてました。
一日、視界が悪かったので、このくらいの展望でもお客さんが大喜び。
この後、またすぐに視界がなくなってしまったので、一瞬のワンチャンスでした。
翌日からは、谷川岳の縦走ガイドがあるので、東北からトンボ帰りです。忙しい。
2017/10/1日~3日。
東北地方 磐梯山、安達太良、西吾妻。