プライベートで沢登りでした。
8月沢登り/白毛門沢。
真夏、登山と言えば暑い時期。
身近な低山では暑くて登るのも大変なので、プライベートで沢に行くことも多くなります。
白毛門沢へ。
昨日の雨で水が増えてます。
気温も少し下がったので、日が当たるまでが寒い。
10時近くになって、ようやく直射日光が当たってきたので、ちょっと余裕を見せて滝を登ってみる。
実は、わざわざ水に濡れなくても普通に登れます。
というか、水に入らないほうが楽に登れます。
大滝は巻いて、ナメ滝の上の大岩へ。
ジジ岩を見て折り返し。
上まで抜ければ、眺めも良いし達成感も有るのですが、沢は登るよりも下る方が難しいので、トレーニングとしてはここで下る方が実りがあります。
20メートルナメ滝の下り。
登りはヒョイヒョイ登ってた女性陣も、下りはかなり恐々です。
登りは難なく登れたところも、下りではロープ出したりとか。
今回のメンバーは、それなりに慣れている人達なので、下りの経験積むのは良いですね。
初心者が混じると、安全上こうは行きません。
日中、一番暖かい時間帯に入って、余裕の表情を見せる私。
行き先が無くなった感じの滝の上。
ここは巻き道も大変なので、懸垂下降で。
今回持ってきた30mロープだとシングルで使ってギリギリです。
「万が一足りなかったら、足りないことを上に伝えて途中の支点でセルフ取って待ってて」
と言われて降りましたが、
ギリギリ足りました。足元に出る虹。
直射日光が当たってても、水しぶきで体温低下。
ロープがギリギリなので、最後は上手く横に逃げないと滝つぼに着水する羽目になります。
最後、リーダーがダブルロープで途中の支点で付け替えながら降りてきて無事終了。
と、なる筈でしたが・・・
私が一本登ってみたいということで、大滝リード。
見た目、簡単そうだなと思いましたが、ヌルヌルで足元が滑り、もたもたしてると水しぶきで体温が奪われ。
思ったよりも危険だった為、支点を多めに取っていったらヌンチャクが足りずに、手持ちのスリングやカラビナ、残置スリングなどをフル活用してギリギリ足りました。
なんとか核心部を抜けて、安泰かと思いきや・・・
ここから左に行けば簡単だったのですが、ナメ滝の中の足がかりがヌメヌメして滑りそうで嫌だったので、つい真っ直ぐ乗り越えるルートを選らんでしまいました。
ヌルヌルで手がかりの無い微妙にオーバーハングしている岩にへばりついてしまい、カタツムリのように牛歩で登る私。
(二回目は、左のルートを選んだらひょっこり簡単に登れました)。
直射日光が当たって、写真で見ると暖かそうですが・・・滝飛沫とか滝の水流が発生させる風で体温が奪われます。
私が牛歩で登っている間、寒いので岩盤で温まっている皆。
「おお~、まっちゃんブルブル震えてるよ~」と楽しそうでした。
すぐに登れると思って、カッパを上に着なかったのですが。。。これだけ大きな滝なのだから着ておいた方が良かったですね。
ところでこの大滝は、世間に流通してそうな沢登りの遡行図にはタラタラノセン15mと書かれている辺りにあるのですが・・・30mロープでギリギリ昇り降りできる高さのこの滝が15mというのはちょっと違和感ありますね。水量が少ない時には、もっと分割して小刻みに上がって行くってことでしょうか。この水量だと上から下まで滝が繋がるので小刻みは無理ですけど。
更に下山中、巻き道で落ち葉の層の中からヒメオオクワガタのオスが出てきました。
2018年8月18日 白毛門沢。