山の日、白毛門でした。
8月/土合登山口より。
山の日(8月11日)は、白毛門登山のガイドでした。
急傾斜の尾根筋に、立派な針葉樹が生えている森が続きます。
以前に旅行会社の仕事を請けた時に、パンフレットに「見事なクロベの森」と書かれてましたが、クロベとアスナロが結構混じってます。
上の方に行くとクロベのみになりますけど。
幾つもの木が折り重なって出来た巨木。
以前に旅行会社の添乗さんに「蛸足クロベの巨木ってどれですか?」と聞かれてことがありますが・・・
地元のガイドでも、そんなネーミングの木が分かりません。
この辺の木は根上がりを起こしているものが多く、どれも蛸足と言えば蛸足です。
この巨大クロベの木が一番目を引くと言えば引きますが、この木の一つ前の写真のクロベ方が形としては蛸足っぽいですし・・・。
巨大クロベの次に、木自体は小さめだけど、根上がりの具合が見事で蛸足っぽさが際立ってるのもあります。
名所的ない意味合いでどこかで名づけられたと思うのですが、さっぱり分かりません。
白毛門沢の大滝が見えてます。
反対側、マチガサワ。
明け方に降っていた小雨も止んで、視界が出てきました。
ミヤマホツツジ。
ヨツバヒヨドリ。
ミヤマシグレ。
随所に、立派なクロベの木が立ち並びます。
その後、比較的広い尾根筋に入ると再びブナ林。
そこを抜けると、岩と低木の尾根。
いきなりの鎖場。
松ノ木沢ノ頭。
一ノ倉の岩壁の眺め。
山頂が見えてます。
ミヤマアキノキリンソウ。
ジジ岩、ババ岩。
タテヤマウツボグサ。
ジョウシュウオニアザミ。
急勾配と定評が有る白毛門登山道。
クロバナヒキオコシ。
見かけないアザミが咲いてるな~と思って、良く見てみたらタムラソウでした。
森林限界の岩場なので、タムラソウが咲いてる場所とはあまり認識してませんでしたが、標高的にはまだまだ低いですしね。
エゾシオガマ。
イワショウブ。
キイチゴの仲間。
ミヤマモミジイチゴとかその辺でしょうか。
ヤマハハコ。
振り返ると、登山道の奥に一ノ倉。
ジジ岩とババ岩、上から見るとまさに門です。
この岩の門のことを「白毛門」と名づけたそうです。
元々、みなかみ町の文献ではこの山は黒沢山。
岩の門の名称が、いつしか山の名前とすり替わりました。
朝日岳と笠ヶ岳。
県境の方向は、始終ガスがかかっていましたが、時折こうやって姿を見せてくれました。
オヤマボクチ。
雲がかかって見えなかった武尊も、下山時には顔を出しました。
急傾斜に定評がある登山道。
下山では、お客さんの足が鈍ってしまい、いつも遅くなります。
登山道最後の地点のブナ林。
個人的には、この辺りでも随一の美人林だと思ってます。
到着、4時半。
最後尾の遅い班は5時過ぎでした。
夏とは言え、ヘッドライトが無いとちょっと不安ですね。
2018年8月11日山の日 白毛門。小雨後晴れ。