谷川岳の地質や歴史など。
2019/6/7。
令和元年の、インタプリタ養成講座(みなかみ町エコツーリズム)が始まりました。
今日が第一回。
午前中は室内。
エコツーリズムの説明、谷川岳の歴史、地質などの座学。
午後は現場にて、谷川岳の地質。
講師として、自然史博物館の学芸員のかたに来ていただきました。
ヤマツツジ。
地質の講習ですが、岩の観察を出来る
タニウツギ。
蜂が潜ってます。
ラショウモンカズラ。
モミジイチゴ。
コンロンソウ。
ヒロハじゃないノーマルタイプかなぁ...?葉が尖ってるし。
綺麗に紅葉してるカエデの葉。
変な葉の形だなと思いながら確認したら、紅葉してない葉はきちんとしたイタヤカエデの葉になってました。
成長途中で葉柄との間に離層が出来ちゃったのかな。
マチガサワ。
ここは、石がゴロゴロしてるので、重要ポイント。
マチガサワと言えばマムシ岩。
これは花崗斑岩だそうです。
一ノ倉に近づくと花崗閃緑岩。
有名な蛇紋岩は標高が上がらないとあまりありません。
足元に現れた小さな蛇。
ヒバカリなのか、小さ目でなおかつ模様が目立たないジムグリなのか。
頭にV字模様が有るから、ジムグリかな...?
とりあえず、マムシとヤマカガシを見分けることが出来れば良いので、他の蛇は細かく同定できなくても良いのですが、
気になっちゃいますね。
ヤグルマソウ。
最近、行く機会が多い尾瀬ではまだツボミにもなっていませんが、こちらの方が標高も低いので咲いてます。
明治時代に国道整備された時の石垣の名残。
今回は谷川岳の岩石の講習ですが、人工物とはいえこの石垣も現場に有る物を使ったようなので、立派な考察対象ですね。
今日の講師の先生自身も「石を見てにこにこする人なんて1000人に一人くらいしか居ない」と言ってましたが、
今年はスノーシューツアーのリピーターのご婦人が、昨年に岩石に興味を持つようになったり、
谷川岳の夏山の案内をした年配の女性が「女は石好きが多いのよ~」と言ってました。
意外と地質の解説は需要があるかもしれません。
女性の石好きって...ダイヤとかルビーとかのことじゃないですよね?
2019年6月7日。