春と夏の端境期。
2019/6月27~28日。
気だついたらミズバショウの時期も終わった尾瀬。
6月後半は、春の花が終わり始める時期です。
夏の訪れはフモトよりもだいぶ遅いです。
6月末というとワタスゲのの時期なのですが...今年は大凶作のワタスゲ。
コイチヨウラン。
オオバスノキの花。
至仏山。
残雪の量もかなり減ってきました。
残雪期が終わって水量が減って、川の流れから取り残されたイワナ。
オオバタケシマラン。
タケシマランよりも花期が遅いので、今が盛りです。
ギンリョウソウの花もやっと顔を出しました。
ダイセンヤマナメクジ。
大仙という山と関係あるネーミングなのかと思ったら、語源の由来は分からないそうです。
オオレイジンソウオの蕾が開き始めました。
山道でこの花が満開になったら、初夏って感じですね。
ミヤママタタビ。
アズキナシ。
ちょっと離れたところに有って、何の花なのかなと気になっていたのを望遠で撮影して確認してみました。
タテヤマリンドウ。
イワカガミ。
葉っぱを見ないと種類を確定させるのが難しいです。
花数が多ければ、その花数に応じた種だと言ってもだいたい差し支えないのですが...
少ない場合は、一般的な花数よりも少ないケースがままあるので、一概に断定できません。
ヒメイワカガミの葉。
コイワカガミの葉。
こちらはイワカガミの葉。
と言うように、各種類のイワカガミが研究見本園には咲いています。
多分、オオイワカガミの葉も有った筈。
湿原だけあって枯れ草が折り重なっている為、花の茎がどの葉と繋がってるか容易には断定できません。
この写真だと、ヒメイワカガミとイワカガミの葉との間に花茎が伸びてますしね。
木の上にカッコウ。
日付変わって翌日。
昨日撮影したオオバスノキの花に昆虫が潜り込んでます。
普段はマルハナバチのような、樹林帯での活動に強くて、なおかつ下から潜り込むのが得意な昆虫が花に付いてるのですが...
今日はあまり見かけない昆虫が懸命に潜り込んでます。
トリガタハンショウヅル。
コケイラン。
今年は咲かないね、とガイド仲間で話していたのですが、やっと蕾が開き始めた感じです。
オゼコウホネ。
遠くの池塘の中からポツンと咲いてます。
カキツバタ。
この花が湿原を彩ると、夏の初めだなって感じますね。
ツルコケモモ。
この花が好きなので、初夏になると探すようにしてます。
オゼタイゲキ。
下の大堀川まで行かないと見れないのですが、今日は個人のお客さんの貸し切りガイドで時間があるから見に来れました。
ゲノム解析の結果、ハクサンタイゲキと分ける必要は無い?ということになったらしくて、オゼタイゲキと言う名称は一般には使われなくなったようですが...それでも私はオゼタイゲキという言い方を今でもしています。
サギスゲ。
クルマバソウ。
カラコギカエデ。
一か月以上前に撮影したレポートを作成してるので、一瞬何を撮影したのか迷ってしまいました。
葉があまりカエデっぽくないですが、それでもカラコギカエデを撮影した筈。
曇りと小雨の日ですが、ヤマドリゼンマイの鮮やかな薄緑が映えてます。
そんな雨の日に元気なキセルガイ。
2019年6月末日。