浅いパウダーでした。
2018/2/3 雨呼山。
今日は1グループお二人様で貸し切り状態のガイド。
お一人はリピーターさんで、一ノ倉と大幽洞窟は行ったことがあるので、雨呼山へ。
リピーターのエミちゃんが、お友達のモギちゃんを連れてやってきてくれました。
サラサラのパウダースノーの下に、低温で少し堅くなった斜面。
実は結構、転び易いコンディションです!
早速エミちゃんが転んだ!
後ろで笑っているモギちゃんでしたが・・・
結局、同じところでモチちゃんも一緒に尻餅。
「人が転んだところは、自分も転び易い」法則があります。
二人とも転んだけど大笑い。
雪面が柔らかいから転んでも痛くもなんともないのです。
歩いていった先に、キツネの足跡(写真上に真っ直ぐ向かってるやつですね)。
歩き易い登山道に沿って移動。
利根川の源流の風景。
武尊山。
利根川沿いの集落。
尾瀬笠ヶ岳。
以上、山頂からの景色でした。
粉雪を巻き上げて滑り台。
さすがリピーターさん、フォームが様になってます。
雷神岩。
ここに上がる時と上がらない時と、その日によって異なります。
この下に木で組んだヤグラが有るのですが、そんなにしっかりした物ではありません。
上に乗っている雪が柔らかくて不安定な時は、危ないと思うので上がらないようにしています。
今回、積雪がしっかり固まり、下のヤグラに依存せずに雪の構造そのもので支えることが出来ているのでここに乗って写真を撮っています。
雨呼山頂の崖側の雪庇もそうですが、webで写真だけ見て何となくそこに行ってしまうと危ない思いをするかもしれません。
雨乞いの石舞台。
ランチタイム。
ブナの木肌に熊の登った爪あと。
ちょっと分かりづらいかな。
こちらはムササビと思しき爪あと。私の指差してる箇所の小さいやつです。
上にあるでかいのは熊さん。
雪の森を更に進みます。
天狗の手割り石。
モギさん、迫力の演技です!
これだけ、手割を表現出来た女性のお客さんは他に居ないかも!?
洞窟の氷筍。
気象的な条件が例年と違うのか、天井からツララ(というにはあまりにも細長いですが)がそのまま垂れ下がって氷筍に達しています。
例年でもこういうのが何本か見られるのですが、もっと短い箇所(洞窟の端っこの方とか)に数本出来るくらいです。
洞窟中央の一番天井が高いところから、こんなに何本も繋がるのは珍しいかも。
ちょっと勾配の有る滑り台。
今日はあまり滑らない雪質なので、これくらい斜度が無いと上手く滑れなかったりします。
逆を言えば、滑る雪質の時には危なかったりします。
エミちゃん、滑ってる時は様になってるフォームだったのに、最後に雪まみれ!
ヤドリギの芽。
最後、駐車場へと続く道。
写真左上に、歩き易いなだらかな遊歩道が有るのが見えます。私はそこから戻ったのですが・・・
「どうせそこでゴールなら、最後の体力全部使ってチャレンジしたい!」と言って、新雪ラッセルの急坂に挑むお二人。
たった数メートルの坂を上がるのに数分かかりました。チャレンジャーです。
普通なら、私が先頭で道を作るし、そもそもそんな大変なルートは選びません(苦笑。
今日の雪質は、固めの雪面の上にサラサラ粉雪が乗っていたので、アリジゴクの穴のような条件で、もっとも厳しい日でした。
ゴールです!
2018年2月3日。
雨呼山。