御一人様貸切でした。
2018/2/18 雨呼山。
昨日の午後からお天気が崩れて、今日は昨日以上の寒さです。
スキー客の車が坂を登れずに大渋滞。
登山口駐車場に行くまでにもだいぶ時間がかかりました。
周り中真っ白!
こんな日ですが、駐車場は満杯。
雪の壁に押し付けて、ギリギリ停められる最後の一台でした。
こういうところで無理やり停めて、他の車が出られませんとかしてしまうのは大迷惑でマナー違反ですから気をつけてます。
今日、お一人様で参加の、おかちゃん。
今日はスノーシューがどんなものか体験しにきただけなので、吹雪の中で無理に沢山歩かないでササっと終わりにしてもらって良いですよ、と控えめなご希望。
いよいよ念願のスノーシュースタートです!
一つ前の写真はもう吹雪きですが、この写真はそうでもありません。
山の風というのは一定ではなくて強弱が極端に代わります。また風向きが変われば地形によっては全く当たらなくなったりします。
吹雪いてるからと言って、一日中全部同じ吹雪が続く日というのはそう無いんですね。
スタートすると、ブナの冬芽やカバノキ科の木の花芽類が大量に落ちてました。
風で千切れたのか、樹上生活の生き物の食痕なのか?
あまりの地吹雪と寒さの為に、どちらなのかを調べようとは思わず、まっすぐ山頂を目指します。
雪庇が出来るところ。
置くに行くほど、雪庇が大きくなるのでちょっと危ないです。
今立っている辺りは、尾根が分岐して始まる箇所で、雪庇にならずに吹き溜まりの部分。
ちょっとだけ、風下側の吹き溜まりに入ってみました。
膝上ラッセル!
大雪体験で、吹き溜まりを歩いてもらいました。
これだけ地吹雪の日では、尾根筋は雪が吹き飛ばされて、この通り全く沈み込まないカチカチになってしまうのです。
というわけで、新雪を体験できる箇所とメリハリを付けて楽しんでもらいます。
世界が白すぎて写真では分かりづらいのですが・・・風紋(シュカブラ)が出来ています。
横風が作り出す雪の波模様です。
地吹雪が止んだところでスノーシューポーズ!
標高800m代の里山の登山道なのですが、物凄い雪庇が張り出してます。
この辺りは下が崖で無くて林になっている山の斜面ですが、これだけ雪庇が大きいと危険が増しますね。
この松の木のポイントを通り過ぎると、雪庇の下は樹林帯の斜面ではなくて、垂直に近い岩崖です。
落ちた場合の危険度が段違いです。
でも、ここで崖に向かって真っ直ぐ進んで行ってしまってる足跡を良く見かけます。
崖に踏み出す前に戻れば大丈夫でしょう?と思う人も居るかもしれませんが、松の木のところでま地面があるわけでは有りません。
端っこの方は雪庇の上になります。下は崖です。
ここは『風の通り道』が有り、風が岩の横を巻いて崖に向かって吹き抜けながら雪を飛ばし、人が踏み固めたトレースの様に見えてしまいます。
その風の通り道に沿って歩き、崖の一歩手前まで行ってしまってる足跡を良く見かけます。
いつか事故が起きなければ良いですが。
山頂に到着。下から見ただけで、積雪量が前回と段違い。
道標の表側と裏側では高低差が1m以上あるはずなのですが、同じ高さになってしまってます。
風下側に雪が吹き溜まったせいですね。
普段なら道標の正面からの写真を撮るのですが・・・
この積雪状態でその写真が撮れる位置に移動すると、私が危険なので横から撮影。
今日は早く温泉に入って帰りたい、ということで山頂からまっすぐ下山。
時折、吹き付ける強烈な地吹雪。
地吹雪が酷い時は、立ち止まってやり過ごしたりとか。
駐車場が見えてきました。
こんな吹雪の日ですが、こんなに沢山車が入って人が来てます。
今日は一番最後に来て、一番最初に引き上げました!
初スノーシューがこんな天候で、岡田さんも懲りてしまったかな?と心配しましたが・・・
マイスノーシュー購入を決定して、また来週も予約してくれました。
ありがとうございます!
2018年2月18日。
雨呼山