雨呼山。
平日ですが、一か月くらい前から予約してくれていたお一人参加のお客様をご案内してきました。
スタート地点に着いた瞬間、地吹雪に見舞われてびっくりしてましたが、今日は少しずつ寒さが緩んで行く予報なので大丈夫。
装備もばっちりですし、安心してスタートです。
地吹雪~~!
そんな地吹雪の時だから出来る、雪庇落ち遊び。
雪庇は基本的に危険なものなのですが、こういう里山に出来る雪庇は場所さえ選べば、楽しく遊べます。
雪の背びれ。
強風が作り出しています。
スノーシューは初めてですが、アイゼンピッケルでの雪山にはチャレンジしているというNさん。
アイゼンが通用しない深い雪山で撤退して、スノーシューを試してみたくなったそうです。
こんな大雪でも歩くのが楽しそう。
早々と山頂に到着!
吹雪いてます!
こんな粉雪の日は、転んでも痛くないので、下り坂でバランス崩しそうになったら無理に抵抗しないですぐにお尻を着いてしまう方が安全です。
ドングリの帽子が沢山付いた枝が落ちてました。
ミズナラ(どんぐりの仲間)の木の上に、沢山の『熊棚』。
昨年の秋に熊が登ってドングリを食べる為に枝を折った跡です。
ご神体の雷神岩。
雨乞いの石舞台。
石舞台に登ってみました。
ご神体の風神岩。
後半のルートに向けて移動。
スノーシューの下りがすっかり上手になりました。
色んな地形が有るこの雨呼山でスノーシューをやると上達します。
何年も水上に通っているお客さんが、他の地域でスノーシューに参加した時に、折からの大雪で地元のガイドさんが登れない斜面を「こうやって登るのよ」と登って見せたという話もあったりします。
氷筍も育ってます。
急斜面は最初からお尻で。
下に危険なものが無いか確認にしてからやらないといけません。
雪質で進む距離が変わるので、当然日によって安全のマージンが変化します。
マンサクの種子が入っていた殻。
先ず咲くからマンサクと呼ばれるほどで、まだ残雪が残る山で真っ先に咲く花です。
とは言え、こんな厳冬期の真っ只中では咲かないのですが…ほころんで花びらが見えてるツボミが有りました。
タカノツメの木に熊のツメ。
ドーナツの木。
雪の森。
静かです。
幹の傷から樹液が噴出していました。
数日前のNHKの番組で赤城山の自然を放送していて、キツツキが小さな傷をつけて樹液を吸ってました。
これがそうかどうかは分かりませんが、周囲にはキツツキが空けた穴も有りました。
ゴール!
やる気に溢れたNさん、明日は隣町の中之条でチャツボミゴケ公園スノーシューだそうです!
2022年1月12日、地吹雪。
みなかみ町藤原地区、雨呼山。