災害復旧中のモモンガ。
旧清水街道。
2020年9月。
8日から9日の豪雨で道などが崩れた谷川岳のふもとですが、やっと修理が終わりました。
あの陥没した橋も復旧して、通行可能。
9/19の連休開始日から通効可能になりました。
ハイキングコースの土砂崩れもどかされすっきり。
マチガサワの橋の部分も土砂で埋まり、道路上を水が流れていましたが、堀り作業も終わって元通り。
こちらは旧道。
新道(湯檜曽川沿いの未舗装の登山道)は、道路工事クラスの復旧はしてないので、こんな感じです。
西黒沢は橋が埋まってるので渡渉の必要あり。
水流が複数に分散したので渡りやすいです。
*ここから、道路工事が完了前に巡回した時の写真になります。
新道は工事車両も入れないので、マチガサワも崩れた部分を直さずに、道を他に作り直しました。
この日は水の流れも多かったので、渡渉せずに上の旧道に移動しました。
ナンブアザミにマルハナバチ。
シラネセンキュウ。
道路に何か居た!
交通が普及する前だったので、人通りも少なくて道路上に降りてきたようです。
更にもう一匹。
道路上だとドングリが集めやすいのだと思いますが、一生懸命食べてます。
落っことしたドングリを懸命に探してます。
どんぐりを齧る音が聞こえるほど近い位置。
落としたドングリを探し回って落ち葉の下に顔を突っ込んだり、間違えて小枝を拾って齧ったり。
私も道路にしゃがみこんで撮影してたのですが、彼らの食事が中々終わらないので足が痛くなってきました。
疲れてきて、ふっと気を緩めたら...
私のお尻の下に入り込んでから、山の斜面へと戻っていきました。
何事もなかったかのような一ノ倉沢。
一見静かですが、橋の上流側は土砂で埋まり、下流側は岸が抉られてます。
あと3か月ほどで雪が積もりスノーシューシーズンになるわけですが...
積雪後に歩ける位置もまた変わってくるでしょう。
渡渉の時に安全に歩けるところは毎年のように変わります。
ノッポロガンクビソウ、だと思うのですが...最近ちょっと再確認作業中。
基本種のガンクビソウとノッポロガンクビソウの他に、ヤブタバコやミヤマヤブタバコ(ただし、下部の葉柄に翼が無いタイプ)が混ざってるような気がするのですが...
生育が悪いのかそういう個体なのか、見分けの手段になるような枝や花柄が殆ど進展を見せないものが多く、標本採集でもしないと確定できないものが多いです。
国立公園なので、採取する権限が私にはありませんしね。
地道に足しげく通って、観察していこうと思います。
帰り道、道路を横切るシマヘビ。
さっきのモモンガ達が道路に居るタイミングじゃなくて良かった。
大雨のあとは、穏やかな谷川岳。
大豊作のサルナシ。
色づいてきたヤマブドウ。
実りの秋が近づいてますね。
2020年9月11日。