7月下旬、至仏山。
前回、至仏登山の続き。
急な斜面を登り続けると、いったん平らに近くなる高天原。
雪が残りやすい為、雪田地形となり至仏山でも屈指のお花畑です。
タテヤマウツボグサ。
ホソバヒナウスユキソウ。
花の季節はとっくに終わってたのですが、一輪だけ遅咲きが有りました。
これで、もうちょっと木道に近いと嬉しかったのですが。
ムラサキタカネアオヤギソウ。
このお花も、ジョウシュウオニアザミと同じく尾瀬至仏山が基準標本の採取地です。
オゼソウが満開でした。
ハクサンイチゲ。
雨で濡れて、白い花弁が半透明になってます。
ダイモンジソウ。
高山変種のミヤマの方になるかな。この登山道は麓の森の中からもっと基本種に近いのも生えてるので、途中から少しずつ変化していく感じです。
ウラベニの方は、もうお花が全部終わってました。
エゾウサギギク。
ヨツバシオガマ。
ジョウシュウアズマギク。
至仏・谷川の三羽烏などと言われている種です。
ムシトリスミレ。
ハクサンシャクナゲ。
至仏山の山頂。ここで晴れてくれればよかったのですが。
ヒメシャジン。
ホンドミヤマネズ。
針葉樹には珍しく、液果上の実を付けるのですが、どんな動物が食べるのかあまり聞いたことがありません。
人間は、西洋ではジンというお酒の香り付けに使うそうです。
素直に食べないということは美味しくないってことですね。
美味しくない実は、野鳥の出番になるのが大半です。
哺乳類も、飢えてれば食べるでしょうが、食べる優先度は低そう。
ハクサンシャクナゲのアップ。
ホソバツメクサ。
何かの植物図鑑に「カトウハコベと間違いやすいので注意」みたいに書いてあった気がします。
この日も、研修で付いてきた新人のガイドが間違えてました(汗。
タカネバラ(タカネイバラ)。
オゼソウとハクサンイチゲのコラボ。
小至仏を超えて、結構標高も下げてますが、雪田地形の為にまだまだ高山植物帯です。
コイワカガミ。
雪が溶けてしばらくすれば咲き始めてしまう花なので、この日も殆ど咲いてない中、一輪だけ咲いてました。
ハクサンチドリ。
これも、初夏の花というイメージですね。
花色もだいぶ褪せてきて終わりかけてます。
2020年7月下旬。