カエデその他の種子。
2021/10/19。
インフォメーションセンター当番。
今日も非常に気温が下がって寒いです
フリース、ベスト、ウィンドブレーカーと重ね着しました。
曇り空で風も強く、山頂の方では雨が降り出す時間も有ったので、来館者の方達も冷たくなった手を擦りながら入ってくる人が多かったです。
駐車場の植物のチェック。
道路に面した側に生えてる斜面にヘクソカズラの実。
花が咲いてる時期にヘクソカズラであることは確認してるのと実がもうヘクソカズラなのですが、葉っぱの形が自分の思ってたのよりも丸いです。
あれ?こんなだったっかな~と思って調べてみたら、細長い葉のものが多いですが丸みを帯びた葉の個体もあるみたいです。
花はもうほとんど咲いていない時期ですが、駐車場に落ちていた種子たち。
一番左はオオバボダイジュとして、カエデの仲間の種子は木から落ちてしまうと、私では判別がほぼ出来ません。
真ん中の列の一番上の種子は羽が上に反り返ってます。
『羽がお腹側に丸みを帯びてたらカエデ、背中側に反ってたらマツ類』と昔教わったのですが、そうすると真ん中一番上はマツの仲間の羽でそれ以外はカエデの仲間なのか?
マツ類の種子の画像と比較してみましたが、よく分かりませんでした。
ということでやっぱり、正体不明で保留です。
その保留にした種子の下の小さいのはミズメの果鱗。
これは冬のスノーシューでミズメの木からぶら下がってたり、下に落ちてるのを見るのでミズメで合ってると思います。
残りはやっぱり、羽だけ見ても区別は付けられませんでした。
ここで出所がはっきりしてるカエデの種子と比べてみました。
上の段は単体で落ちてた不明の種子ですが(真ん中の小さいのは大きさ比較の為に置いてるミズメの果鱗)、下の段はインフォメーションセンター駐車場に最も多いであろうカエデ類のウリハダカエデの種子。
まだ枝に沢山残っていて、房ごと同じ種子が下に落ちているのでウリハダカエデの種子だと確定してます。
同じウリハダカエデの種子でも、羽の開き方や大きさや色合いなどの見た目がそれぞれだいぶ違います。
これは単体で落ちてたら、よほど詳しい人じゃないと分かりませんね。
2021年10月19日。曇り。
谷川岳インフォメーションセンター。