谷川岳インフォメーションセンター。
2021/10/5。
緊急事態宣言中は休止していたインフォメーションセンター。
やっと宣言があけて、当番の日になりました。
え!?インフォメーションセンター大人気!!
と思ったら…まだ開館時間前です。
登山者の方達が朝から停めていった車のようです。
登山者にも今のところ開放しているのですが…「登山者の車は奥へ駐車して、センター近くの駐車スペースは利用者の為に空けておいてください」というのが全く守られてません…。
奥がこんなに空いていて、センター近くの方から埋まっています。
ごく稀にですがゴミが置いてあったり、忘れ物でしょうがタオルや靴下などが落ちていることもあるようです。
また、平日でこの数ですから土日は利用者が駐車出来ないほど埋まっていたようです。
このままでは、来年は有料・もしくはセンター利用者のみの利用となってしまうかもしれません。
皆さん、注意書きとマナーを守ってご利用お願いします。
また、冬も停めれるのか質問を結構されましたが…
冬季は営業状態を縮小しますので、常駐職員と数台分しか除雪はしない予定なので一般の方達の駐車は出来ません。
スノーシューやバックカントリーなどで駐車場が無くて困っている方も多いとは思いますが、谷川岳の除雪は物凄い費用が発生します。
ロープウェーやドライブインなどが有料で駐車できますので、スノーシューやバックカントリーなどのお客様はそちらをご利用ください。
センター駐車場にクマのフン。
うんち成分は雨などで流されて、果物の種子がぎっしり詰まって残ってます。
そのフンの中の木の実のメインになっている、ミズキの木をチェックすると、爪痕が付いてました。
樹上には熊が食べる為に折った枝。
熊棚と言われるのが、棚を形成するほどには折られてませんでした。
熊が折って放り投げたミズキの枝。
続いて、駐車場周りのお花のチェック。
ゲンノショウコ。
イヌタデ。
だとは思うのですが、「どうせイヌタデでしょ」という感じで見ていて、他の近似種で有る可能性はチェックしてません。
雑草ですしね…。
ピンボケになってしまってますが、ツユクサ。
一日で花が終わる上に、一年草ということもあって、確実に子孫を残せるようにする為か花の期間が長くて夏前から秋まで咲いてます。
花期が終わってだいぶ小さめになってますが、オオマツヨイグサ(多分)。
外来種なので、そこまで細かくチェックしません。
オオマツヨイグサに混じって他のマツヨイグサが存在してたらご容赦ください。
ノコンギク。
菊の仲間は似た花が多いので、突き詰めて調べれば近似種の他の花の可能性がありますが、とりあえずこれはノコンギクと言っておけばだいたい合ってると思います。
他の花を撮影している時に、偶然端っこに移ってた他の花。
花弁が殆ど落ちてしまってて、少し残ってる花弁もピンボケなので何の花か調べるのが難しい…
シソ科の仲間の気もしますが、現場で茎とか臭いとかを確認してないので断定できず。
谷川岳の植物リストにはありませんが、シソ科のナギナタコウジュとか辺りが近そうです。
カワミドリというのも有るらしいですが(谷川岳ではなく水上町の居住地等)、ちょっと見た目が違いそうなので、次点ですね。
インフォメーションセンターの駐車場は、山野草ではなく町中の野の花や外来種も多く混じるので、見分ける対象にする植物の数が多くて大変です。
次に当番に行った時に見て見ましょう。
キク科っぽい花。
何か分かりません。
遠目に見てコウゾリナとかノゲシかなと思ったのですが、茎とか葉がどちらとも違いました。
盛夏の頃に撮影したコウゾリナっぽい仲間の茎と葉。
毛がかなり生えてます。
高山や森林の植物は種類が限られてくるので調べるのがわりと簡単なのですが…このエリアは町の植物が混ざるのでかなり大変です。
その分、勉強になりますが…インフォメーションセンターがもっと奥に有ったらと時々思います。
アキノキリンソウ。
こういう確実に分かる花が有るとほっとします。
タデ科の妙に背が高いのが数本生えてました。
オオイヌタデは赤っぽい花もありますが、もっと白いので違いそう。
似ている花を探しましたが、オオベニタデというのが近そうです。
もちろん断定はできません。
タンポポ。
西洋タンポポでした。
ススキが種子になって、すっかり秋の気配です。
2021年10月5日。
みなかみ町:谷川岳インフォメーションセンター。