一ノ倉ハイキング。
2021/10/7。
物凄く久しぶりに一ノ倉トレッキングのガイドでした。
夏場は学校や旅行会社のガイドが多いのですが、そういうのは緊急事態宣言で軒並み中止になっていました。
その分、10月になって今まで中止になっていたのが一気に始まってテンヤワンヤです。
この日は、学校のバス到着から解散まではかなり慌ただしかったので、写真殆ど撮れませんでした。
一ノ倉の岩壁の上の方は良い感じに紅葉始まってますね。
キツネノボタン。
花と実が両方ついてます。
ケキツネノボタンと言うのも混ざるのですが…種子を取り出して観察しないと区別が付けられないので、あまり区別はしないようにしてます。
シソ科の植物。
花が終わりかけなので、今一つ判別しづらいですが…ナギナタコウジュの仲間でしょうか。
来年、もっと花がピークの時にチェックしようと思います。
先日見つけたタデ科の仲間の花。
中々種類を特定するのが難しいですが、サナエタデが近いのかな…?
消去法なので、いまひとつ自信はありません。
消去法
オオイヌタデ:茎に赤い斑点が有る→合致しないので除外。
オオイヌタデ:節が膨らむ→節が膨らまないと言われるサナエタデと、節の膨らみ具合が大して変わらないので、区別の材料にするのが難しい
オオイヌタデ:托葉鞘の株に赤く太い脈が有る→写真に赤く太い脈は無いが、その脈が無いオオイヌタデも有るのであまり判断材料に出来ない
オオイヌタデ:花は白いものが多い→たまに赤っぽいのも見かけるので、これだけで判断は出来ないけど判断材料の一つにはなる。
ということでオオイヌタデは除外。
オオケタデ(オオベニタデ):葉の幅が広くて丸みを帯びてる→写真と違うので除外。
という感じで、とりあえずサナエタデが消去法で残りましたが…今度もうちょっときちんと観察して調べてみようと思います。
追記:サナエタデも葉の縁の毛とか葉裏葉脈の毛が有る、という条件と合致してませんでした。なかなか難しいですね。でも一ノ倉沢のカエデの何種類かは、毛の生え方や色が図鑑とは違っている個体があったりするので、何か一つの条件が合致しないこともあったりします。
ウドの実。
だいぶ熟して来ました。
色んな鳥や動物が食べにくることでしょう。
追記:サナエタデも葉の縁や葉裏脈状の毛が有る、という条件に一致してませんでした。ただ、毛の有無とかに合致しない個体がカエデ類ではかなり見つかっているので、難しいです。
ナギナタコウジュかな~?と思って見ていたら、虫こぶっぽいものが出来てました。
調べてみたら『ナギナタコウジュワタムシ』なんていう虫コブがピンポイントで有りました。
ナギナタコウジュ、もしくはそれに近い仲間ということで良さそうな気もします。
2021年10月7日。曇り。
谷川岳:一ノ倉沢ハイキングコース。