谷川岳インフォメーションセンター。
2021/10/8。
今日もインフォメーションセンター当番。
初秋の時期は忙しい人も多いみたいで、当番に入る人が足りないのか、ちょっと私の当番が多めになりました。
インフォメーションセンター入口付近に咲いているタデ科の花にとまっているシジミチョウの仲間。
多分ウラナミシジミで良いとは思うのですが…昆虫は沢山の種類がほんの僅かな差で並んでるので、特定するには躊躇しちゃいます。
ツユクサ。
夏のはじめから秋まで咲いているので、よく見かけます。
この時期、谷川岳の麓では冷気でやられてしまいそうですが、朝に咲いて昼には萎む一日花なので、夜間のことは気にしなくて良いのでしょう。
ナギナタコウジュっぽいシソ科の花。
花がほとんど散ってしまってるので確定は出来ませんが、恐らくナギナタコウジュかな。
一ノ倉ハイキングコースを奥に行くとあまり見かけることはなく、入口近辺で咲いてることが多いです。
その為、ガイド中にこの花を見かけたり解説することは無かったのですが…調べてみると中々面白くて解説に使えそうです。
ずっと気になってたカバノキ科の仲間。
オオバヤシャブシで良いのかな?
もっと季節が進んで雄花序の花芽が大きくなって特徴を見せてくれると判別し易いのですが…季節が進むのを待ちましょう。
枝の途中の葉腋から出てる若い花芽がオオバヤシャブシっぽいです。
果実も、かなり大きめのが一つだけ付いてるというのが、オオバヤシャブシな感じです。
センターオープン時に駐車場内の植物を色々チェックしたのですが、この木は昨年の実が残って無かったので手掛かりが殆どありませんでしたが、季節が過ぎてだいぶチェックが進んできました。
ヌスビトハギの仲間の種子があるな~と思ってよく見ると…
4節有ります。
国産のヌスビトハギやその変種だと2節。
どうもこの雰囲気は外来種のアレチヌスビトハギかそれに近い亜種っぽいですね。
その葉っぱ。
外来種のアレチヌスビトハギは葉の両面に毛が多いらしいですが、この葉には目立つ毛が有りませんでした。
う~~ん。
でも、毛の有無って結構個体差が大きいのでそれだけだと分かりませんね。
もう一つ厄介なのは、大して人気の有る花ではないし外来種なので、詳しく解説した図鑑があまり無いんですよね…。
とりあえず、谷川岳インフォメーションセンターが外来種侵入の前進基地にならないように、気を付けて観察したいと思います。
緊急事態宣言明けの反動なのか、平日なのに来館者が結構多かったです。
閉館時間前になって、パタっと人が少なくなりました。
秋は日が短いから、山に来る人達が帰る時間もどんどん早くなっていきますね。
秋がしんみりと寂しい季節なのは、そういうこともあるのかもしれません。
2021年10月8日。晴れ。
谷川岳:インフォメーションセンター。