一ノ倉コース。
今日も学校のプログラムで一ノ倉コースです。
湯檜曽川から見る谷川岳・一ノ倉岳。
久しぶりに良いお天気です。
R291、一ノ倉コースの街道。
ここはアスファルトなのですが、落ち葉が上に敷き詰められて自然歩道っぽくなってます。
枯れ葉と紅葉の森、その上には青空。
この時期の最高のコンディションです。
お天気が良い時の欠点が一つ。
岩壁の方向が逆行気味になるので、午後からのプログラムだと山頂方向が暗くなってしまって良く見えません。
その代わり、逆方向の白毛門は順光になって良く見ることができます。
一ノ倉に到着。
雲が出て太陽が隠れたので、岩壁が逆光にならずにすみました。
生徒達に落ち葉を拾ってもらい、並べてみました。
右下の一枚はヤマモミジ確定として、他の葉は殆どがハウチワカエデの小さい個体(コハウチワでは無し)なのですが…稀にハウチワ系にそっくりなヤマモミジが混ざるので、そこまでは見分けられません。
ハウチワの特徴として葉柄に少し毛が有る(コハウチワ程ではない)のですが、落ち葉の時期は毛が抜け落ちてる可能性・元々毛があまり見られないハウチワ個体の可能性、などを考慮すると毛の有無で完全に見分けることが出来かねます。
「葉柄が長かったらヤマモミジ、短かったらハウチワ」とぶっきらぼうに分けても良いのですが…ヤマモミジも若い枝に付いた葉などは葉柄がごく短いものが珍しくもないので、そこだけで見分けが出来るかというと、やっぱり断言することは出来ません。
下の写真がその例です。
左はハウチワカエデですが、右二つはヤマモミジです。
落ち葉では無くて木に付いてる葉だったので、間違えようが無く確定です。
一番右はハウチワカエデと間違えるほど葉柄が短いですが、別に何百枚もの中からやっと探したわけではなく、普通に見つけることができます。
落ち葉の状態で完全に見分けるのは条件がそろわないと難しいです。
落ち葉の難しさ。
左はヤマナラシの葉なのですが、右も似てるから何となくヤマナラシかと思って通り過ぎてたのですが…機会があって確認してみたら別でした。
上の写真だとかなり違って見えますが、右の葉はもっと葉柄が長いものも多く、左のヤマナラシの葉もこれは小さいですが葉がもっと丸く広い個体も多いので、その場合見た目が凄い似ています。
右の葉が何の葉なのか、落ち葉だけだと難しいので来年のグリーンシーズンにこの葉が付いてる木を探した方が早そうです。
2021年11月4日。晴れ後曇り。
谷川岳一ノ倉沢ハイキング。