火打山。
2021/6/13。
出張ガイドで火打山に行ってきました。
長野駅から移動中に、ガスが切れて妙高が見えてきました。
長野方面から妙高・火打に車で移動したのは始めてただったのですが(普通は新潟周りで行きます)、雲の切れ間から一瞬見ただけでも妙高と分かりますね。
登山口で近づいてきました。
一番右が焼山。
登山開始。
標高1300メートル越えの場所でもこれだけ天気が良いと暑いです。
とはいえ、ブナ林に入るので「暑い暑い」と言いながらも、割と快適です。
標高を上げると残雪が多し。
キヌガサソウ。
豊富な水分を頼りに沢山咲いていました。
ノウゴウイチゴ。
高谷池が近づいてきました。
今年は雪が記録的に少ない年で、春も暖かい日が多かったのですが、思ったよりも雪が残っていました。
夕飯のカレー。
昔泊まった時はカレーとハヤシが有ったと思ったのですが、やり方が変わったのかそれともコロナで定員を半分にしてるからなのか、カレーだけでした。
それでも、コロナが心配な中、しっかりと定員を減らして密にならないように泊めていただけて安心でした。
右から火打山、影火打ち、焼山。
蚕玉岳から山頂を見上げる。
夕日を浴びる高谷池ヒュッテ。
夕日で赤く染まる焼山。
宿で談話をしていたら、以前に谷川岳をガイドしたお客さんと再会しました!
翌朝。
曇っていたのでモルゲンロートというわけにはいきませんでした。
名物の中華丼の朝食。
下手にお惣菜を並べるよりも、食べやすくて良いですね。
高谷池の僅かな融雪部分に、これから咲こうとしているミズバショウのツボミ。
高妻山。
歩きながら高谷池を振り返ります。
アメリカのニュースネットワーク・CNNが「日本の最も美しい場所31選」に選ぶだけは有る美しさ。
この山に来る目的のひとつと行っても過言ではない、天狗の庭。
天狗の庭の、ハクサンコザクラ群落。
まだ咲き掛けで大半の下は開きかけのツボミで下を向いていましたが、ハクサンコザクラが見れて良かったです。
「ハクサンコザクラはまだ早いでしょうか」
「雪解け次第で見られるかもしれませんけど、無理かもしれません」
とお客さんと会話していただけに、これだけの群落で見ることが出来たのは嬉しい誤算でした。
天狗の庭の池に映る逆さ火打。
普段尾瀬でのガイドが多いので「さかさひうち」と入力すると「逆さ燧」に変換されてしまいます。
天狗の庭のミズバショウがピークです。
「ミズバショウ、今日初めて見た」という参加者の人も居ました。
ミネザクラと火打山。
ヒメイチゲ。
山頂に到着するタイミングで雨…!
雨に降られて残念に思いながらも、妙高のビューポイントで雲が切れてくれました。
更に、白馬も見えてきました。
「近いっ!」と感動するお客さん達。
高谷池でデポした荷物をザックに詰めながら休憩。
雨で冷えた体に暖かいカップラーメンが嬉しいです。
雨も止んできて、高谷池ヒュッテ前で記念撮影して出発。
山小屋を出てすぐの所にある、アルプス展望台。
ここを通るタイミングで、まさに白馬方面の雲が綺麗にどいてくれました。
右から雪倉、白馬本峰、白いV時の他には白馬大雪渓、白馬鑓、唐松と見えてます。
五竜や鹿島槍も雲の中にうっすらですが見えてました。
2021年6月13日。
火打山:笹ヶ峰から。