谷川岳インフォメーションセンターの植物。
2021/6/15
コロナでオープンが延期になった谷川岳インフォメーションセンター。
当番などの予定が白紙になって空いたので、暇な時間で周囲の花や樹々など植物のチェックとかしてました。
敷地東側の、道路に面した土手部分。一角にムラサキサギゴケが咲いてます。
道路に面していることと、開けた場所というだけあって、谷川岳裾野の林内と違って、里のあぜ道などに生えてそうな植物が多いです。
ムラサキサギゴケは国内の植物ですが、帰化植物のハルジオンの方が多く咲いています。
一緒に咲いているキク科っぽい黄色い花は…なんでしょうね。
葉はニガナの仲間に近いのですが、花は花弁の枚数が多くてニガナとは違いそうです。
茎やツボミに黒っぽいごつい毛も目立つので、なんか外来種っぽい気もします。
私は山岳地帯や国立公園に咲いているような植物をメインにして憶えてきたでの、こういう野の花には良く分からない物が多いです。
こちらは山側の斜面に生えてるハナニガナ。
道路側と山側で植生がガラっと変わりますね。
同じ土手に咲いてるクマイチゴ。こちらは国産です。
外来種の植物達と果敢に勢力争いをしてます。
ヤマブドウも少数派ですが、道路に面した土手で頑張ってます。
最終的には外来種を減らして、国内の植物で占めていきたいですね。
道路側と反対の山側斜面に行くと、一転して複雑な植物相になります。
ハナヒリノキ。
ヒカゲノカズラ。
ここは、裏山斜面の細い尾根上の鉄塔の下。
疑似的に風衝地の地形になっていて、岩場に矮小化したツツジ類が這っています。
10分程度の移動の中で、かなり植物相が変化します。
ハクウンボクの花が落ちてました。
樹林帯の道沿いの僅かに日が当たる場所。
花が咲いてないので断定はしづらいけど、ウスノキかな。
花や実が成っている時など、自然解説ネタに使えそうです。
ナデシコ科の何か。
ハコベの仲間だと思うのですが…国立公園内のエリアで見かけるような花ではなくて、里の花だと思うので見分けるのが苦手です。
ミネカエデの仲間。
花が付いてないと断定しづらいのですが、恐らくナンゴクミネカエデで大丈夫でしょう。
敷地内で確認出来たカエデ類はヤマモミジ、イタヤカエデ、ウリハダカエデが主ですが、ナンゴクミネカエデも追加できました。
サワグルミの葉痕。
自然観察では鉄板ネタです。
ナナフシ。
ウリハダカエデの種子。
キブシの実。
アブラチャンの実。
ヤマブドウの花弁が、葉の上にポロポロと落ちてました。
テツカエデの葉。
これは敷地内から続く鉄塔の道沿いに有りました。
純粋な敷地内では有りませんが、テツカエデの葉も追加。
なかなか綺麗な虫こぶ発見。
肝心の植物の方、写真を撮っておかなかったので何の虫こぶか調べられませんでした。
駐車場内に鹿の足跡。
多分カモシカじゃなくてニホンジカっぽいです。
2021年6月15日。
谷川岳インフォメーションセンターの植物