一ノ倉沢コース、旧道~新道。
2021/6/26
暇なので、谷川岳の麓、一ノ倉ハイキングコースの旧道と新道の周遊を回ってきました。
6月後半のこの時期、どこでどんな花が咲いているのかのチェックです。
谷川岳インフォメーションセンターに車を停めてスタート。
谷川岳のふもと、一ノ倉ハイキングコースに咲いている花。
天神平ロープウェイ前の道路脇の石垣に生えているイワガラミ。
ちょうど花期のピークでした。
低い所に咲いていることが少ないこの花ですが、ここは顔の高さで良く見ることができます。
ウリノキの花。
ほどんどはまだツボミでしたが、少しずつ咲いてます。
ヤマブキショウマ。
蕾が開き始めました。
トリアシショウマ。
こっちはまだツボミのままですね。
今まであまり意識してませんでしたが、ヤマブキショウマの方が僅かに先に咲き始めるようです。
それでも花期のうちの多くはだいたい重なるので、見分けがややこしいです。
ムラサキシキブ。
まだ蕾が開こうとしている段階です。
クサアジサイ。
これもまだツボミ。
クロイチゴの実。
ちょっと忙しくて暫く来れないでいたら花の撮影を今年も逃してしまいました。
そんなに珍しい花ではないのですが…このコース上には2株くらいしか見つけてないので、つい通り過ぎて撮影し損ねてしまってます。
前回来た時が恐らく花のピークだったのですが、山の日のスタンプラリーイベントの下見という別の目的が有ったので、この花の撮影を忘れて通り過ぎてました。
「一ノ倉ハイキングコースに咲いている花」の写真を出来るだけ集めようと思って撮影して回ってるので、出来れば今年のうちに撮影しておきたかったのですが、また来年チャレンジですね。
ハナニガナ。
ヤマオダマキ。
マチガサワと谷川岳。
クマシデ。
アオダモの種子。
山菜の王様タラノキ(左)と山菜の女王コシアブラ(左)。
冒頭の方に画像が載っていたイワガラミとよく似ているツルアジサイ。
ヤグルマソウ。
オオナルコユリ。
日当たりが良い所に多いのですが、旧道沿いのブナ林でも僅かに日当たりが他より多い場所にぽつんと咲いてたりします。
一ノ倉の岩壁。
アブラツツジ。
ニガイチゴの花が終わって実になろうとしている途中。
ニッコウキスゲ。
今までこのハイキングルートには無かったのですが、数年前に咲き始めました。
旧道をそのまま奥に向かえば芝倉沢を越えた辺りで咲いてますし、また一ノ倉の岩壁の上では咲いているので、どこからか種子が運ばれてきたのでしょう。
オククルマムグラ。
ミズキの花。
他の箇所では殆どが実に代わっていましたが、一ノ倉沢沿いは遅くまで雪渓が残っていたのでちょうど花期でした。
ネジキ。
ダイコンソウ。
で合ってると思うのですが…撮影してから一か月以上経過してから記事をアップしているので、うろ覚えです。
キツネノボタンが似ているので、現場でしっかり確認しないと間違えやすいです。
こちらがキツネノボタン。
以前に「葉っぱが全然違うから分かる」と教わったのですが…私は葉だけでは完全に見分けることが出来ませんでした。
両者とも葉の形の変異が大きくて、似たような形の葉になっていることが、まま有ります。
私は花弁とか花柱とかガクとかで総合的に判断するようしてます。
サルナシの花。
ハイイヌガヤの実。
クワの実。
今年は豊作っぽいです。
普段実がなってなかった木まで実を付けているので「これ桑の木だったの?」と今年になって気づいた木も有ります。
ヤマグワなので、典型的な桑の葉の形をしてない、普通の楕円形の葉をしてる個体も多いので、実でも付いてないと中々桑だと気づけません。
マユミの花。
二種類のモミジの葉。
どちらもヤマモミジでした。
カエデの葉の図鑑を見ながら、葉柄や葉裏の毛などを確認すると…ヤマモミジの毛の生え方や色と合致しなかったのですが…植物の先生に写真を送ってご助言いただいた所、ヤマモミジでした。
図鑑に載ってるのが全てでは無いんですね、勉強になりました。
こちらもヤマモミジの葉。
細い尾根筋の岩の所に生えていて葉の形もちょっと細長くてイビツだったので、イビツなヤマモミジなのか…もしかしたらイビツなミネカエデなのか悩んでました。
葉裏の毛などを確認すると図鑑に書いてあるミネカエデの毛の色や生え方と合致するのですが、どうも納得が行かず。
これも先生にご助言いただいて、ヤマモミジと判明しました。
『図鑑の見分け方、役に立たないじゃん!』と怒っても仕方ないですね、全てが図鑑通りというわけには行かないようです。
モリアオガエルの卵。
卵の下にはモリアオではなくてヒキガエルが居ました。
産卵期はモリアオは既に終わっていて、今ヒキガエルの時期でしょうか。
イボタノキの仲間。
普通のイボタノキなのかミヤマイボタなのか、しっかり確認したわけではないのですが、ミヤマイボタかな…?
変異が多いそうなので、私にはパッと見て単純に見分けられそうに有りません。
モミジイチゴの実。
美味しそうですね。
2021年6月26日。
一ノ倉沢旧道・新道。