剣ヶ峰山。
2019/03/6。
リピーターさん1名の貸し切りで上州武尊山コースへ行ってきました。
自信が無くて、他の人に迷惑をかけるといけないので平日に貸し切りで、ということで私が空いてる日に予定を組んで催行。
私がガイド業ととして独立した初期に何度か参加してくれたリピーターさんでした。
当時はスノーシューも靴もウェアも全てレンタルでご参加だったのに、その後は山に行くようになってビーコン以外は全部ご持参での参加。
アイゼンやワカンもご持参だったので、当時から比べたら凄い進化っぷりです。
ご案内したお客さんが山にはまって、成長していくのは嬉しい限りです。
前日の冬型の気圧配置で霧氷の世界。
スノーモンスターの季節はもう終わってしまってますが、それでも出来かけのが見れました。
剣ヶ峰山への登り斜面を眺めながら「私、登れるかしら」というお客さん。
最初は緩やかですが、途中から滑落しそうな急斜面になります。
マンツーマンでロープを繋げながら時間をかけて慎重に行きました。
剣ヶ峰山の最初の急斜面を上がった広場。
夏に来るとベンチが有るところですね。
ここでちょっと休憩。
剣ヶ峰山の山頂を見て、また登れるか心配になるお客さん。
見た目と違って、こちらから登るのは簡単です。
問題は、向こう側に降りるとき。
北斜面の岩混じりの登山道で、冷え込むと氷がカチカチになっています。
剣ヶ峰の山腹の脇から見える、沖武尊と中ノ岳
視線を帰ると、前武尊から剣ヶ峰、家ノ串と見えてます。
逆サイドを見ると、先日行ってきた獅子ヶ鼻。
その奥には上越国境の山脈。
剣ヶ峰の山頂に登り上げる斜面。
かつては立っていた標識。
これは行き先表示の方だったかな?
こちらが剣ヶ峰山の山頂の標識。
ぐんまちゃんと、もう一つは誰かな?ヌイグルミが飾って有りました。
この標識を超えたらすぐに下り斜面なのですが、しばらく悪戦苦闘しましたが、ここで引き返しました。
ロープを結んでいるので、滑落することは無くて何度もチャレンジしたのですが、
「降りれば降りれるけど、ここの上り下りに時間かけてたら、山頂に行けないから」とギブアップ宣言でした。
数パーティの人達が普通に通過しているだけに、なんとか行きたい気持ちも有ったのですが、無理はいけませんしね。
スキー場方面に戻り、広場から振り返って見渡す剣が峰山。
ここでお昼ご飯を食べながら山の雑談をしていると、谷川連峰から巻機までが見えてきました。
奥には苗場山。
急坂での姿勢の悪さの矯正とか、靴が合わなくて足が痛いときの選び方や、靴紐の結び方などなど・・・
余った時間で会話していたら、どんどん晴れ渡ってきました。
谷川岳のアップ。
さらに余った時間で、斜面を登ったり降りたりアイゼンの練習と姿勢の修正。
最後に、剣ヶ峰山を見上げて終了。
他のコースに来ていただいて、アイゼンワークをもう少し練習したら、きっと行けると思います。
また、きてください。
2019年3月6日。
剣ヶ峰山。