武尊山。
2019/03/27。
山のお天気予報サイトがCマークを付けているこの日。
参加者の人から電話で「天気が悪そうなんですけど・・・」と事前に電話がかかってきましたが・・・
「当日の天気図なら問題ありません」と太鼓判を押して、来ていただきました。
仕事を中止にしたくないから無理やり開催しようとしたわけではありません。
私は個人ガイドとしてやっていますので、自分が登りたくもないような天候ならキャンセル料も貰わずに中止しています。
たとえ、通常の装備と体力なら登山が可能な日であってもです。
そして当日。
「この日をCだなんて言って登れないでいたら、大半の日は山に登れませんよ?」というくらいの良いお天気です。
風は少し冷たいですが、登りだとアウターを脱ぐ人も居るレベルの風速です。
中には帽子も手袋も脱いで汗だくになって登っている人も居るほどです。
リピーターのエミちゃんと、初参加のお二人とで出発!
初参加のお客様は山の天気予報を見て心配になって問い合わせをいただきましたが、
エミちゃんはリピーターさんだけあって「気象庁の有料天気予報がEマークを付けてた」けれども、私の方から中止とも言わない限りは何も言わずに来てくれてます。
さすがリピーターさん!
天候は良いですが・・・そのぶん、夜間から明け方の放射冷却で昨日よりも雪面が硬くなっています。
新雪が吹き溜まる箇所は歩きやすい雪が積もってるので、大丈夫と思って歩き出す人がいますが・・・
急斜面や、風が吹き飛ばす箇所は氷の斜面が顔を出しています。
この日も、アプローチシューズと4本爪の道路用アイゼン(ホームセンターで売ってそうな、靴の裏にちょっと付ける感じの)を履いた人がここで引き返してました。
いきなり山頂に到着!!
というわけではなくて、雪面が凍っていた為にお客さん1名とロープで繋がっていたので、道中の写真が撮れませんでした。
それぐらい、今日の朝はカチカチでした。
私が写真を撮れなかったぶん、リピーターのエミさんが撮っていてくれました。
ありがとうございます!
剣ヶ峰山の頂に上がる前に説明。
細いナイフリッジの山頂と、カチカチの北面をクリアしてちょっと余裕が出た辺り。
ぐんまちゃんのアップも、エミさんが撮ってくれてました。
明け方までの寒さも、納得の行く景色です。
昨日はこんな風に雪がついてなかった筈・・・!
その奥は谷川岳。
山頂に到着!
越後三山。八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳。
巻機山。
下山開始。
山頂で結構時間をゆったり取りましたが、夕方以降はお天気が悪くなるので、急ぐ必要はありませんが無駄にゆっくりする必要はありませんしね。
朝方、カチカチになっていた雪面も今日の日射でザクザクになって、私が写真を撮る余裕も出てきました。
それでも、注意を要する危険な箇所は撮影できないので、エミさん任せ。
帰路の剣ヶ峰山頂。
ここは、雪に埋めたピッケルと山頂の道標と二重のバックアップにロープを結んで、私が撮影。
私が撮らないと、エミさんの写真が撮れませんしね。
エミさん、撮影役ありがとうございました!
相当、余裕のある時間で戻ってこれました!
皆さんお疲れ様でした!
今日は山の予報サイトがCやEを付けていますが、登山日和でした。
もちろん、こんな日ばかりではなく予報どおりに悪くなる日のほうが多いです。
予報サイトはあくまでも情報の一つとして捕らえて、地表天気図や高層天気図、上空の寒気のマップなど様々な情報を取り入れて自分で判断するのが良いと思います。
100%的確な判断は不可能ですが、ここからここまでの範囲で良し悪しのブレが発生する可能性が有る、ということを覚悟できていればだいぶ違う筈です。
上州武尊山。