上州武尊山。
2021/2/27。
今シーズン、最初の武尊山ツアーを開催しました。
今日は私が見ている有料の山岳天気予報では、AからE評価の内のE。
てん〇らは見てませんが、多分C評価出してたんじゃないだろうかと言う日です。
『天気予報の評価は悪いですが、天気図や寒気の予想図見る限りは大丈夫です』とお客さんに説明して開催。
リフトを降りて準備してスタート。
この時点で、予想よりかなり風も気温もマシなので、参加者の皆さんも安心気味です。
スーパーリピーターのBさんと、初参加のKさん。
剣ヶ峰の急登が終わるまでは、私がマンツーマンでKさんをサポート。
Bさんは安心して見ていられるリピーターさんなので、自力で登ってもらいました。
最初の関門、剣ヶ峰山の下り。
ここもサポートしながらクリア。
今日は「遅めに出発すれば、天気が回復気味になる」という作戦でスタート時間が遅いという弱点が有りますが、お客さんの人数を絞って素早く行動出来るようにしました。
朝一番で出発したグループは途中で戻ってくる人達も居たので、ゆっくりめのスタートで正解でした。
樹氷。
数日前に春先並みの温度になった時に全部崩れたのですが、この寒波で復活しました。
寒いし風もあるのですが、露出している顔は冷たいけれども、厚着しているから体は熱い!という状況です。
薄曇りの中から日射が差しているので、かなり過ごしやすかったです。
今日はテレビの天気予報が「真冬並みの天気」と繰り返していたのですが…
標高1500メートルの位置にマイナス6度の寒気は入ってきていますが、厳冬期に大寒波や大雪をもたらす上空5000メートルのマイナス30度~36度の寒気は遥か北に北上してます。
これで真冬並みとか言ってたら真冬に失礼です、と思いました。
山頂に近づくと、雲が薄れて山頂が見えてきました。
山頂へと繋がる稜線に上がります。
ここまで来ると、風がかなり強くなります。
今日の風は北からの強風になるのですが、今までは風下側の地形。
最後の10数分だけ、強い北風を直接受けます。
ここだけ耐えれば、今日の「強風」予報は終わりです。
山の天気予報の登山指数評価は殆どが風速を考慮して出しているようですが、風向きと登山道の位置関係等は考慮に入れてません。
そこを考えて計画を立てるのが私たちの役目です。
山頂に到着。
北側にエビの尻尾がこびりついています。
道標で記念写真を撮って、
山頂脇に有った樹氷と一緒に写真を撮って、すぐに下山開始。
山頂で休憩している屈強な若者も居ましたが、私達はそんな若い真似は出来ないので、即下山です。
山頂では、今までと違いしっかり顔も覆っていました。
北風を受ける箇所では、こうまで条件が違ってきます。
今日は固く締まった新雪のおかげで、アイゼンの歯がしっかりと刺さって、かなり歩きやすかったです。
おかげでかなり早めに下山が出来そう。
薄雲が晴れた瞬間を狙って、剣ヶ峰山の撮影。
剣ヶ峰山頂。
道標が新しくなってました。
2021年2月26日。
上州武尊 川場スキー場リフトアクセス。