上州武尊山。
2022/3/21。
リピーターさんお一人様のリクエストで設定した今日の武尊。
他にもリピーターさんが集まって定員いっぱいの5名様になりました。
リフトを降りたところでタブススノーシューのイベントをやっていました。
スタート地点で晴れ晴れとした剣ヶ峰山をバックに撮影。
朝方は武尊山域全体が雲に覆われていましたが、リフトに乗ってる間に前武尊や剣ヶ峰山の上空が晴れ、沖武尊も見えたり隠れたりの雲行きになりました。
浅間山が白く映えています。
浅間の左奥には中央アルプス(木曽駒)がうっすら見えてます。
スタート直後の雪庇の場所(右側)。
一度春先並みの天気になった後に雪庇の根元が大きく割れてそこから先が少しゆがみながら下がっています。
今回の地吹雪でそのクラックが埋まっていますが、微かに凹んでいるのが分かりますでしょうか。
恐らく、昨日の視界が悪い時にその雪庇の上を歩いてしまったであろうトレースが付いていて、今日も何人かは雪庇の上を歩いてしまってるようでした。
厳冬期のサラサラ粉雪の雪庇と違って、この時期の硬く重い雪庇は人が乗った重さで崩れ落ちたりする可能性は低いですが、それでも落ちる可能性が有る場所をわざわざ歩く必要はあまり無いかなと思います。
雪庇そのものが落ちなくても、雪庇の根元のクラックに落ちれば思わぬケガをすることにもなりますしね。
北西の風が当たる斜面。
美しい霧氷の森になってます。
白い珊瑚みたい、とお客さんが良く言う程の美しい造形。
過酷な環境だからこそ造り出せる美しさです。
稜線には、ほぼ樹氷と言ってよい程に雪がまとわりついたオオシラビソも有りました。
剣ヶ峰山の山頂に上がると沖武尊が白く姿を現してました。
青空。
この後の晴れ間を期待する人も居ますが、「道中の大半は晴れ間ですが、それでも山頂を中心に今日は晴れたり曇ったりすると思います」とちょっと釘を刺しておく位の感じのお天気です。
剣ヶ峰山からの下りの岩場が有る部分はお客さんをサポートしてたので写真が撮れませんでしたが、その後のちょっと緩くなって雪の階段が出来ているところ。
それでも、今日最初の下りが続くところなのでお客さんは恐々歩いています。
今日の雪質は締まっていてアイゼンがしっかり刺さり、かと言ってアイゼンが効かなかったり、ツルツルと滑るような氷でも無いのでアイゼンの練習には良い雪質です。
通過後の剣ヶ峰山。
インスタ映えします。
スノーモンスター!
沖武尊の山頂に向かう稜線。
ガスがかかったり晴れたりしてます。
稜線を歩く人たち。
ほどなくして私達も山頂に到着。
山頂ではガスがかかってしまいましたが、それでも皆で記念撮影したりしながら、長居出来る環境でした。
記念撮影して戻ります。
下山風景。
かなり傾斜の有る下り坂なのですが、皆さん慣れてきたせいか姿勢が良くなってバランス取れてます。
帰り道、剣ヶ峰山が見えてると嬉しいですね。
沖武尊よりも山頂っぽいカッコ良さ。
猛吹雪でエビの尻尾&氷漬けに近い感じになってる針葉樹。
こんなに日が差してるのに、ゴール間近になっても霧氷が溶けてませんでした。
ゴール地点からルートを振り返ると雪庇の上を歩いている人が結構います。
前回来た時にスタッフの人に「今年は雪庇落ちた人が居る」とか聞きました。
最後の集合写真。
珍しく私も写っています。
参加者の方が「せっかくなので全員で」と言ってスマホを取り出して撮影して送ってくれました。
2022年3月21日。
上州武尊 川場スキー場リフトアクセス。