リピーターさんでした。
2018/3/25。
先週末、雨と融雪による増設の為、中止にしあ一ノ倉。
前日に、お客さんに連絡をして中止にいていました。
結局、当日の様子を見ても渡れなかったので、正解でした。

増水が落ち着いたた後、御一人様でしたが、一ノ倉のリクエストがあったので開催。
以前に、秋のトレッキングで一ノ倉コースを案内したお客様でした。
そういえば、あちこちの地域のエコツアー等に参加してると言ってましたが、冬のみなかみのツアーにも来ていただいて嬉しいです。

湯檜曽川の流れも、だいぶ勢いを増してますね。

西黒沢の出合い。
橋が土砂で埋まってしまい、橋の上を水が流れてしまっている為、なるべく浅いところを渡って進みます。
先週は、ここがとても渡る気になれないほど増水してました。
今日の水量ならスノーシューを履いていれば、靴も殆ど濡らさず渡れます。

今日は岩の上を歩くシーンも多いので、普段まったく使ってない一番古いスノーシューを持ってきました。
スノーシュー、短距離なら良いですが岩の上を歩くと結構痛むんですよね。
そして、普段使ってない古いものだけあって、ゴムバンドが一本切れました。
換えのゴムバンドは常備してるのと、今回のような切れ方ならバンドの長さ調整機能で位置をずらせば大丈夫です。

ほんの2週間前は、この川が雪で繋がってて真っ直ぐ川の中央を進めたのですが。
春の訪れは早いですね。

春の訪れを告げる、底雪崩。
歩くルート上にも、めぼしいものだけで何箇所かあるので注意が必要ですね。

春の訪れのしるし。
あちこちで、湧き水ある場所から雪解け。

武能岳が見えてきました。
こういう景色を見ると、まだまだ雪山という感じですね。

対岸の松の木沢の全層雪崩。
川と川岸の高低差がかなりあるので、この雪崩がこちらに届くことは通常ありません。
普通の雪崩はそうそうこちら側に届かないのですが、ホウ雪崩はこちらに届きます。
トチノキが折られたり、休憩小屋の屋根が曲がったりしたことがあります。

ホウ雪崩は石や枝などを巻き上げながら対岸に渡ってくるので、時々砂利やコブシ大くらいの石が散乱してます。
休憩小屋の屋根の上などに石が乗ってるので分かり易いですね。
例年ならコブシよりも大きい石も乗っかったりしてるのですが、今年は小砂利ばかりでした。
雪少なかったですしね。
とか思ってたら、妙に大きい石が一個だけ落ちてました。

いや、これはさすがに大きすぎるでしょう。。。

これはさすがに、誰かが川原から持ってきたのかな?
でも、折れたトチノキの枝にのってるし、まさか?
いや、でも大きすぎるしな・・・。
結論は出ず。

マチガサワから谷川岳を望む。

マチガサワの渡渉。
毎年、いつここが渡れなくなるかが話題になるのですが、今年は雪の橋(スノーブリッジ)が強固で長持ちしてます。

マチガサワを過ぎた後の雪崩6兄弟の二つ目。
ここもこちら側に届くのと届かないのがありますが、4番目はホウ雪崩で無くても対岸に届いてしまうので注意しましょう。

ユビソヤナギの花芽がふっくらしてきました。

一ノ倉、堅炭岩、武能岳。美しい稜線ですね。

一ノ倉沢真正面で、記念撮影。
森の中に移動して、ご飯を食べて折り返し。

一ノ倉沢からの強風のせいで大きな雪庇が出来る箇所があるのですが、その落ちて来た雪庇。
一ノ倉沢が食事&折り返し地点になるせいで、この斜面でお尻滑りをして遊んでる人もたまに居ますが、こういうリスクは一応頭に入れておいて貰った方が良いのかな。

シジュウカラの飛翔。
真冬の間は、シジュウカラはあまり見かけず、コガラやヒガラが多いのですが、春になってシジュウカラを見かける機会も増えてきました。

シジュウカラの特徴であるネクタイをしっかりしてますね。

シジュウカラと一緒にキバシリが居て、こっちはそんなに見かける鳥ではないので喜んで写真を撮ろうとしたら、全然撮れませんでした。
すばやく木の幹を螺旋状に歩き回るので、タイミングが悪いと全部木の裏に回ってしまいます。

雪解けの箇所からフキノトウ。

この後は、谷川岳の山頂コースなどに移行してしまうので、平地のスノーシューは今期ラストです。
最終日にご参加いただいて、ありがとうございました!
2018年3月25日。
一ノ倉。