一ノ倉沢コースへ。
2020/01/31。
平日と言うことも有り、お一人様貸し切りで一ノ倉スノーシュー。
写真が趣味で、去年の秋に一ノ倉の写真を撮りに来て、冬も来てみたくなったというTさん。
「一ノ倉コースで」というたっての希望です。
「今日は一ノ倉見えませんけど大丈夫ですか?」
「一ノ倉コース寒いですよ」
と移動中何度も念を押したのですが、一ノ倉で大丈夫ということなので、ちょっと寒いけど一ノ倉コースへ。
お客様お一人だとちょっと寂しいので、新人ガイドよしのさんも研修と言うことで一緒に。
お客様よりも楽しそうに写ってます。
ブナの老木。
地吹雪を受けて、更に貫禄が増してます。
登山道から外れたところに、絶対何かの巣になってたでしょうという感じの綺麗な穴を発見。
声を吹き込むと、中が大きく空洞になっていて、音が響きます。
マチガサワを超えるとアバランチシュートと言われる、雪崩地形の集合地帯。
写真だと分かりづらいですが、沢地形の中心は水が流れていて、雪が溜まってません。
これでは雪崩が起きようも無いですね。
サワグルミの葉痕(葉っぱが落ちた痕)。
お猿さんの顔とか言われています。
オニグルミの葉痕。
こちらは羊の顔とか言われています。
一ノ倉沢へ合流点に到着しましたが、雪で見えないのでひとまず食事休憩。
寒いので、ツエルト設営。
地吹雪の中ですが、帽子や手袋を外せるくらい暖かくなります。
特に今日は気温はそこまで低くなく、風で体感温度が下がっていたので、防風の効果がてき面です。
休憩後、出発。
こんなお天気なので、結局見えませんでした。
地吹雪と言っても、風速はそんなに無くて、時折瞬間的に風が強まって地吹雪が起きる感じです。
最初は驚いてたTさんも、慣れてきたら余裕の表情です。
帰り道に見つけたトチノキ。
サルノコシカケ(キノコの仲間)に雪が積もってます。
サルノコシカケにヒジ掛けしてみました。
いきなり雪にダイブして、クリオネマークを作っているよしのさん。
思わずTさんも。
新雪のふかふかでこれをやると楽しいです。
数日前に雨が降ったので水量が多め。
地吹雪で岩に粉雪がへばりついてます。
霧氷。
クマが実を食べる為に枝を折ったあと。
いつも雪が崩れ落ちて岩が露出している個所。
何か変なものがあります。
フキノトウが目を出して、それが凍ってツララになってました。
暖冬のせいで春が来たと思って芽を出してしまったんでしょうか。
普通なら、ここは3月に入ってからフキノトウが出る場所です。
西黒沢の滝も凍らずに、じゃばじゃば流れてます。
Tさん、お疲れ様でした!
2020年01月31日。