湯檜曽川沿い。
2019/02/21。
前日に急遽ご予約を入れてくれたご夫婦と一緒に一ノ倉沢コースへ。
何かのメディアでここのコースが紹介されていたのを見て、来たくなったということでした。
みなかみ町の観光協会に問い合わせをしてみたら、ガイドツアーに参加したほうが良いと勧められたそうです。
スタート地点のところにブナの実の殻、
と、その隣にクモガタガガンボ。雪上生活の昆虫です。
登山道から川辺に向かって降りていきます。
湯檜曽川の上を移動。
山肌に雪崩跡。
昨日は気温がかなり上がったので、雪が緩んで発生したみたいですね。
山肌と言うか、登山道のすぐ脇ですけど。
大きさはこんな感じです。
斜面でソリ遊びでもしてない限りは埋まることはありませんが、氷のブロックのように硬くて重いので当たるだけでも危険です。
ブナの幹に出来た雪の背びれ。
強い横風が吹いた証拠です。
そういえば、今日の皆さんは栃木県から。
奥日光のスノーシューでは湿原に貴婦人と呼ばれる美しいシラカバが有るんですね。
毎年定番の雪崩跡。
13年ほど前の大雪の時は、白い丘の部分を飲み込んで登山道近くまで来ました。
丘の上に生えてるのは、その年から伸び始めた若木。
その後も何度か雪崩に飲み込まれてるんですが、規模が小さめなのと若木はしなるから折れづらいので無事です。
可愛い丘なので上がる人が時々居ますが、雪崩到達地点なのでやめましょう。
マツノキ沢の向かいの東屋。
マチガサワを渡って進むのですが・・・
雪の橋が融けて、岩と水流をまたいで進むようになってました。
一ノ倉に到着しましたが、ガスがかかっていて全く見えないので先にランチ準備。
脇の森の中に入って、お昼ご飯です。
ご飯を食べていると、日も出てきました。
樹木の影が雪の上に映って綺麗ですね。
「これは一ノ倉見えてくるかも!!」と期待しましたが、
駄目でした・・・!
肉眼では衝立岩あたりまでは見えたのですけど。
アバランチシュートと呼ばれる、雪崩地形。
下り坂は、恐いと思ったらお尻で降ります。
コシアブラの木に付いている、無数の小さな爪あと。
ミズナラの老木。
キツツキが突いた跡。
今日のお客さんは、最近バードウォッチング好きになったそうで、鳥の話を喜んでもらえました。
種子が沢山ついたミズメの枝が落ちてました。
冬芽や花芽は殆ど食べつくされていました。
種子の部分は風で飛んだのか、野鳥か何かに突かれたのか、崩れかけの傘がありますね。
ゴール地点に、オニグルミの実が落ちてました。
ゴールです!
お疲れ様でした!
2019年2月21日。
一ノ倉沢コース。