一ノ倉沢スノーシュー。
2020/2/17。
平日、リピーターさんのグループと一ノ倉コースへ。
お客さんは二人ですが、夏に一ノ倉電気バスのガイドをしてるガイド仲間がスノーシュー研修で1名参加。
ちょっとだけ賑やかになりました。
ユビソヤナギの花芽が沢山出てました。
例年でも2月に顔を出す花芽はあるのですが、こんなに沢山出てきたのは初めて見たかも。
暖気で顔を出した後に寒波が来て凍り付いていたフキノトウがまた顔を出してきました。
もっと沢山あったはずですが、寒波の中で生き延びたのが2つだけ。
春先に起きる底雪崩が何か所か。
積雪が少ないので小さい規模のものばかりです。
コース上で、真っ先にフキノトウが顔を出す個所の2つ目。結構な数が顔を出してます。
この後にまた寒波が来る予定なので、こっちも凍り付いてしまいそうですね。
川の水量も雪解けでだいぶ増してきました。
マチガサワ徒渉後。
川は雪の下から出てきてしまいましたが、水の流れがそれほどでもないので今のところ普通に渡れます。
雪解け水の量にもよりますが、それ以上にその年の水の流れの変化で徒渉しやすさが変わります。
都会の川と違って、本流の位置や深さなどがコロコロ変化するので、そっちの影響の方が大きいですね。
ニホンカモシカの足跡。
今日はいたるところに有りました。
一ノ倉沢へまっすぐ向かおうとして...そのままだと大変そうなので、ちょっと戻りつつスノーブリッジを渡って移動。
この位置に立たないと岩壁が手前の林に半分くらい隠れてしまいます。
あのまま真っすぐ行くと、顔を出した沢に行く手を阻まれて遠回りするところでした。
スノーブリッジは渡れそうなものと落ちそうなものがあるし、気温によっても変わってくるので、渡る時はしっかり見定めて渡りましょう。
前に人が通った跡が有るから絶対大丈夫というわけではありません。
一ノ倉は雲がかかっていますが、向かいに有るゼニイレ沢はお天気が良いです。
ゴハン休憩。
折り返しは、一ノ倉沢を徒渉してみました。
唯一、楽に渡れそうなポイント。
カモシカの足跡がまた有りました。
アバランチシュート。
雪崩跡ではカモシカをよく見かけます。
トチノキに出来たサルノコシカケ。
積雪が減って腰を掛けられなくなったので、ヒジを掛けてみました。
2月には、通常は雪庇が出来ていて雪庇落ち遊びをする場所です。
この雪質と積雪量では落ちたら痛いので、ゆっくり降ります。
また新し目のカモシカの足跡。
そのまま川に降りて渡ってましたが...流れが他の場所より深く急になっていて、川岸に上がるところも雪の壁が一段と高くなっている個所で強引に川を渡った感じです。
もっと賢く徒渉するのかと思ったら、結構強引なカモシカさんだったみたいです。
マチガサワまで戻ってきました。
谷川岳がうっすら見えてます。
雪の上にげっ歯目の仲間のものと思われる小さなフン。
モモンガかな。
ミズナラの木の上に熊棚。
熊が昨年秋に枝を折ってドングリを食べた跡です。
そこから落ちて来てた枝。
ドングリの帽子だけ残ってます。
こちらはホオノキですが、熊の爪痕が残ってました。
登山道からちょっと離れた台地の上なのですが、熊さんの生活痕がいっぱいです。
ゴールしました。
みなかみに来て、スノーシューに参加するのが年中行事のひとつになりつつあるというお二人でした。
また来年も来てください!
おまけ。
10日ほど前にガイド仲間の横坂君(身長176cm)が、落ちて胸の高さまで埋まった穴。
一気に積雪が減りましたが、それでも一ノ倉コースはまだまだ雪があります。(この後、また降雪が有ってちょっと積雪量が増えました)。
2020年2月17日。