一ノ倉沢コース。
2022/2/26.
1~2月はあまり行く機会が無い一ノ倉コース。
今日はリクエストも有り、お天気が良いので行ってきました。
朝から谷川岳が良く見えています。
谷川岳ドライブインに駐車料金を払って車を停めて、そこから歩きです。
土合駅に出来てる雪の壁。
スノーシューを履いてスタートです!
ミズナラのマザーツリー。
老木ですが、大量の雪が付着(重い!)しても元気にそびえています。
ヤマドリの足跡。
スノーシューで歩く登山道を横切っている雪崩の跡。
過去、ここまで大量に雪崩れてたのはちょっと記憶に無いですね。
普通は発生しない(しないように見えて、丈夫に小さな雪崩は発生する)と思われている箇所です。
斜面全体に、こんもりと丘のように広がっているので、この状態でも雪崩と認識しないで歩いてる人は多そうです。
私は暫くこのコースに来てませんでしたが、3日ほど前に歩いたガイドが雪崩あとを確認してるので、その前の大雪の日の雪崩ですね。
木に巻き付いていたヤマブドウのツルが雪崩で斜面下に向けて引きはがされたと思われる跡。
少なくとも風の仕業では無いですね。
松の木沢の向かいの広場。
東屋も目印のトチノキも埋まってます。
マチガサワから谷川岳を背景に撮影。
望遠で撮影したら、登山者がくっきり写ってます。
トレース(人が歩いて雪をかき分けた跡)が物凄いくっきりと肉眼でも見えました。
相当に雪が深くて、トレースも深くなったからこそだと思います。
マチガサワの渡渉。
今年はスノーブリッジが繋がりました。
アバランチシュート(雪崩の爪痕)。
ここは大きめのホウ雪崩が発生する場所です。
このホウ雪崩の特徴を事前にお客さんに説明しておいたら…「ほんとだ!」と納得していただきました。
ホウ雪崩独特の雪の層の上に、ここ2~3日分くらいの積雪が乗ってました。
一ノ倉沢が近づいてきました。
完璧な絶景!
皆さん、にこにこ顔です。
ここで、沢の正面を避けて森に入ってお昼ごはんを食べて折り返し。
どこかの団体さんが沢の正面で座りこんでお昼を食べてましたが…
・沢の正面は雪崩の心配があるので長時間の休憩は避ける。
・撮影ポイントなのでそこで座り込んでたら、次に来た人の邪魔になる。
など、私はやらないようにしています。
ご飯を食べてたら『どいて!!』と怒られてる声が聞こえてきました。
折り返しながら、ゼニイレ沢を背景に撮影。
沢の規模に比べると雪崩の規模が小さい沢なのですが・・それでも用心するにこしたことはありません。数日前の雪崩で折れTた木の跡もありますので。
オニグルミの葉痕。
ヒツジの顔と言われてます。
サワグルミの葉痕。
おサルさんの微笑。
サワグルミの実。
ユビソヤナギの花芽のふわふわが出てきました。
雪庇落ち遊びを仕様と思ったら…
雪が有り過ぎるせいか、雪庇の下までぎっしり雪が塞いでました。
高低差があまり無いので、雪降りすぎるとこうなっちゃうんですね。
いつも下から見上げてた天然の藤棚。
今年は積雪が多くて、ついに手が届きました。
ミズナラのマザーツリーと一緒に撮影。
「あれ何ですか?」お客さんに聞かれて上を向いたら、パイナップルみたいなのが。
ヤドリギが木の中に根を張った部分です。
根を張ったところは大きくなり、そこから先はヤドリギに水分を取られて細くなります。
おかげでパイナップルみたいな形になってます。
今まで、これが有るのに気がつかず、今日やっと気が付きました!
何年ガイドをやっていようが、どんどん勉強することはありますね。
お客さんも溜息をつくくらいの絶景。
川の上に出たところの景色でした。
絵になりますね!!
最後、駐車場に戻る途中に雪の壁で撮影。
2022年2月26日:一ノ倉沢スノーシューコース。