一ノ倉沢コース。
2022/3/28.
お一人様貸し切りで一ノ倉沢のスノーシューへ。
雪解けで湧き水の量が増えてきています。
雪解け水を見ながらも、上からは雪が降っています。
木々の周りでは根開穴が大きくなり、冬の間に鳥や動物の活動で剥がされた樹皮なども表面に出てきました。
シナノキの仲間の種子。
これはオオバボダイジュかな?
両方とも近い範囲で生えているのでややこしいです。
マチガサワ手前の広場にある、今年のホウ雪崩で折れた枝。
雪の中では大木の幹が埋まっています。
積雪層の上に出た部分が折れるので、一見すると小さな木に見えます。
「雪崩ポイントの前で記念撮影なんてしたら危ない」とご意見をいただきそうですが、今日はホウ雪崩は発生しません。
ここは対岸からの雪崩が起きるのですが、川底と登山道の高低差が大きい為、通常のブロック雪崩ではここに到達できません。
とは言え、眺めたり写真を撮ったらすぐに通り過ぎる場所です。
ここで休憩やごはんとかはちょっとしない場所では有ります。
マチガサワから先は日本海側からの湿った空気でガスが出ています。
今日は時間が経つほど雲が取れていく予報なので、ゆっくりめに進んでいます。
下に橋も何も無い箇所。
スノーブリッジ(雪の橋)での渡渉です。
今日は大丈夫ですが、もう少ししたら渡れなくなりそうです。
春が近づき、芽鱗が外れたユビソヤナギの花芽。
冬に逆戻りした為に凍っています。
「大雪が降ったらマチガサワから先には行っちゃならない」と言われてますが、ここはアバランチシュートと言われる雪崩地形が並んでいます。
これも今年のホウ雪崩で破壊された跡です。
先ほどとのマチガサワ手前の雪崩ポイントと異なるのは、ブロック雪崩でも対岸に届くことです。
眺めが良いからと言って、ここで川沿いに歩くのは避けたいですね。
一ノ倉沢に近づけば、樹幹流が凍っています。
一ノ倉沢合流部が近づいてきました。
少しずつ雲が薄くなっています。
すっきり晴れというわけには行きませんが、岩壁が少し見えてきました。
お昼ごはんを食べながら晴れ待ち。
少しだけ雲が薄くなったかな?
一ノ倉が見えたところで折り返し。
往路よりも、だいぶ山脈が見えてきました。
谷川岳も山頂は見えませんが、中腹までの視界が回復。
と、写真を撮りながら振り向いたら蓬峠の辺りが青空になってます。
ほんの数分で晴れたり曇ったり、忙しいです。
ブナの幹に付いた熊の爪痕。
先週までは私が隣に手を置いて撮影してたのですが、積雪が減って届かなくなりました。
だいぶお天気が回復したところで、川の上に出て撮影。
サワグルミの葉痕。
サワグルミの実。
今日のレポートで「積雪が減った」と散々書かれてますが…
今の積雪量はこんな感じです。
ゴール地点の西黒沢。
2022年3月28日:曇り。
一ノ倉沢スノーシューコース。