一ノ倉沢コース。
2022/3/8.
昨日は吹雪だった一ノ倉沢コース。
今日はお天気が回復したので、お客様をご案内してきました。
移動中、道路脇から撮影した谷川岳。
上越線。
ドライブインに車を停めてここを渡ることが多いですが、「国境の長いトンネルを抜けると」という有名なフレーズのトンネルのところだというのを知らない人も多いです。
新雪の上に落ちる木の陰。
お一人様参加で、直前のお申込みのお客様。
うちのお客さんに多いパターンです。
個人ガイドなので、こういうお申込みにも柔軟に対応してます。
昨日までの新雪と、今日の晴天が作り出す美しい色合い。
枯れ木に付いたキノコに雪がまぶされてます。
普通のお客さんなら、こういうのはあまり興味示さないことも多いのですが、今日のお客様は凄い反応してます。
何でも植物の絵を描くのが趣味で、私のところにガイドを申しこんだのも、木や植物のお話をして貰えそうだったからだそうです。
ヤマドリの羽が落ちてました。
数日前にガイド仲間が、捕食されたヤマドリの羽の塊を見つけてたので、それの名残かな。
雪の斜面に生える立派なトチノキ。
ウサギの足跡。
サルナシの蔓。凄い丈夫です。
例年なら頭上の手が届かない高い位置に有るのですが、今年は積雪が多いので手が届きます。
谷川連峰の縦走路の稜線に、べったりと張り付く雲。
そこそこ強い風が稜線を吹き抜ける時に出来る雲で、条件が整えば滝雲になります。
サワグルミの実の部分だけが綺麗に食べられた跡を発見。
スノーシューコースに有る、定番の雪崩箇所の上部です。
明確な雪崩地形なんですが、近くを歩いてると中々気づけないんですよね。
今年も、ここの雪崩跡の上を歩くトレースが付いてました。
マチガサワが近づくと、木々に雪がまとわりつくように付着してます。
谷川岳からの強風の仕業ですね。
今日はこんな良いお天気ですが、昨日は吹雪いてました。
植物が好きという今日のお客さんも、何か違和感を感じつつ、私が説明するまで気づかなかった木。
フジヅルが巻き付いて気に食い込んで、まるでこの木と一体化してるように見えます。
谷川岳の絶景。
渡渉して、一ノ倉を目指します。
ずっと雲が巻き付いていた稜線が晴れて、武能岳の山頂が見えました。
山頂て前の斜面は滝雲になってます。
一ノ倉沢合流点の直前の絶景ポイント。
ちょうど良いタイミングで山脈が見えてラッキーでした。
吹雪で雪がまぶされた岩壁。
今日のお客さんは写真に写るのが恥ずかしいということで、景色の写真が多めになってます。
折り返しながら、大量のウサギの足跡発見。
ほんのちょっと歩いて振り返ると、さっき一時的に晴れていた山脈に、またもべったりと張り付く滝雲。
ほんの僅かの晴れたタイミングで、絶景の場所を歩けて良かったです。
午前中は雲が無かった谷川岳も、日本海側からの雲が立ち昇ってきました。
向こう側は雲海ですね。
この状態で雲が止まることも多いのですが…
一瞬にして滝雲となってこちら側に溢れてきました。
ブナの木の枝の上に乗っていた雪が日射で溶けて流れています。
植物が好きなお客さんなので、木の幹に付いている地衣類の説明をしてみたりとか、いろいろ今日はお話をしました。
2022年3月8日:晴れ。
一ノ倉沢スノーシューコース。