スノーシュー収め、パート2。
4月上旬。
例年なら普通にスノーシューツアーが行えるのですが、今年は雪不足なので、ギリギリ開催出来るかどうか。
谷川岳山頂コースのお客さまがキャンセルになった後に、一ノ倉スノーシューのご希望のお問い合わせが入ったので、開催しました。
今日は貸し切りで、旧道と新道の周遊というご希望だったので、急斜面の移動用に、スノーシューではなくアイゼンを使用。
スタート直後の斜面から、ショウジョウバカマが咲き誇ってました。
シロバナバージョン発見!
夏道が見えてます。
とは言え、こういう場所はほんの一部。
山側から水が染みだしてる近辺です。
それほど日当たりの良くない場所ですが、先に溶け始めます。
ネコノメソウの花。
登山道に水が染みだして、足元に咲いてます。
マチガサワ手前の広場。
ここまで来ると雪の量が増えてるせいもありますが、例え日当たりが良くても水の染み出しが無い場所は溶けにくいというのを現してます。
渡渉も無事できました。
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マチガサワの渡渉部。
一またぎプラス半またぎ位の幅なので、ストックを活用すれば大丈夫でした。
オオアカゲラ。
ユビソヤナギ満開。
稜線のパノラマを見ながら、一ノ倉沢へ。
通常はここで折り返しなのですが…
一ノ倉沢を渡り、その先の周回コースで旧道R291へと。
こういうナダラカな部分もありますが…
こんな急登りも何か所か有ります。
アイゼンで来ないといけない理由はこれですね。
通常、スノーシューの季節には沢沿いに進むのですが、それは厚い雪の橋が有ってこその話。
今の積雪量で、沢沿いの遡上は不可。
旧道まで上がると、マルバマンサクの花が咲いてました。
急斜面で大木が密集しづらく、低木の花が良く咲く箇所です。
アブラチャンの花。
どちらもピントが奥に合ってしまってました。
周りがまぶしいと画面が良く見えなくて、確認が出来ないんですよね…
マクロ撮影なのに、メートル単位で奥の方にピントが合う仕組みになってるのが、昔から理解できません。
一ノ倉沢が近づいてきました。
もう、この時点で感動です。
一ノ倉沢出会いへ。
圧巻の景色です。
帰路、R291。
ここは雪崩の巣です。
数年前の夏の大雨の時には、大量の土砂が数メートルの高さで道を埋もれさせた沢の雪崩。
凄く細い沢なのですが、強烈な土砂崩れや雪崩を生み出します。
馬蹄形の稜線、七つ小屋山。
今日のお客さんは自然解説などはあまり興味が無く、景色が好きなようなので、絶景ポイントで撮影しました。
沢地形でも無く、大きな斜面でも無く、むしろ一般的には雪崩地形では無いと考えられてしまいそうな箇所での雪崩。
その雪崩のデブリ(堆積)の丈夫。
こんな小さく、短い斜面から、あの規模の雪崩が発生します。
魔の山、一ノ倉の悪さで起きる雪崩。
冬のr291なんて、早々簡単に来るものじゃないというのを実感しますね。
遭難救助の訓練をしているワンちゃん達と出会いました。
2023年4月2日。一ノ倉沢周回。晴れ。