大幽洞窟へ。
2020/01/19。
暖冬の今シーズン、大幽洞窟の氷筍があまり育っていないので、まだここには来ていませんでした。
しかし、今日のお客様は大幽コースのリクエスト。 「例え雪が無かったとしても、大幽をお願いします」という気合の入りぶりです。
どういうことかなと思ったら、洞窟好きなグループだそうです。
洞窟、トンネルが好きという話をしてたら、黒部渓谷の高熱隧道のトロッコ電車も応募して乗ったことが有ると聞き、思わず記念写真。
私も今年歩いてきたところですが、あの列車に乗ったのは素直にうらやましいです。
大雪の時には埋まってしまう道標があんな上に。
沢も埋まらず。
ここはずっと沢沿いに進むところだから良いのですが...
問題はここ。
雪がしっかり積もったら、一か所を踏み固めて反対側に徒渉する個所です。
何故わざわざ反対側に渡るかというと...
夏道のルートで行くと、狭く急な斜め斜面を横切りながら急登を行く羽目になります。
夏道が出てればまだ良いのですが...急斜面を滑りそうになりながらのトラバースはちょっときついのです。
今回は、このきつい夏道ルートでした。
ととろの木のところで休憩。
洞窟に向けて上がっていきます。
洞窟の前は沢地形になっていて、積雪量によっては雪崩が怖いので脇から上がっていくのですが...
その洞窟直下の沢水が雪の下から見えてました。
ここまで雪が少ない年は初めてですね。
こんな暖冬だから、氷筍もまだ小さいかなと思ったら・・・
意外に大きく伸びてました!
大幽洞窟の外観。
意外と大きいです。
ここまでは、前に歩いた人のトレースがしっかり出来ていて楽勝コースでしたが・・・
帰り道は、ちょっと工夫してパウダーゾーンへ。
サラサラの雪質に、転んだりしながらもフカフカで楽しんでます。
平らなところでお昼ごはん。
大量のおやつを持ってきている皆さん。
なんと手作りの甘いとろとろ焼き芋を分けてもらいました。
荷物重かったんじゃ...?
雪の椅子を作りながら
「暖冬とか言いつつ、こんなに雪が有る!」と驚くほど積もってます。
いよいよ今日の本番!パウダーゾーンの下りです。
粉雪にまみれながらも、だいぶ上達して余裕?の表情が出てきました。
とはいえ、ちょっと気を抜くと転びます♪
今日は気温が高いので、溶けて重くなった雪のエリアを避けて、パウダーゾーンでうまく下まで降りることが出来て良かったです。
ゴール近くの雪原に出ると、谷川岳から巻機山へと続く脊梁山脈が顔を出してました。
今年は積雪量がまだ少ないので、雪原からススキが顔を出しています。
ススキと並んで可愛いのが顔を出してました。
オヤマボクチかな。
あまりハードな登山は出来ませんというお客さんでしたが、大幽コースは片道2km無いくらいなので
「これくらいなら余裕です!」と笑みのまま帰ってこれました。
2020年01月19日。