晴天の大幽洞へ。
2020/2/12。
平日、お客様お一人で大幽洞窟スノーシューのコースへ。
参加者はお一人ですが、新人ガイドよしのさんが研修で同行してちょっぴり賑やかに。
お天気が良いので谷川連峰馬蹄形が綺麗に見えています。
谷川岳をバックに一枚。。
カラマツの林。イワガラミがへばりついたカラマツの木。
新雪に狐の足跡。
粉雪が結構積もっているので、普段はもっと楽々歩いているキツネの足跡も、今日は結構沈んでます。
カモシカの足跡。
明らかにお腹を擦ってますね。
テンの足跡。
だいぶ右側に偏って写ってます。
望遠にする時に、中心からずれてしまいました。
足跡というか、雪が深すぎて体ごと沈んでいる跡です。
このコースでは、ほんとによく見かけるサワグルミの実。
炭焼き釜の跡。
普段は雪の下に隠れて見えないのですが、雪不足の今年は中々隠れません。
サワグルミと並んで多く生えているカツラの木。
「でも枯れてるんでしょう?」とお客さんは良く言いますが...
こんな古木になっても、ちゃんと左の枝が生きています。
大幽洞窟への目印ににもなっている老木。
こちらも、10年ほど前には新芽が出たりしていました。
老木だと窪みに落ち葉やコケが溜まって、そこからまったく別の木が生えてきたりすることはありますが、10年ほど前に見た新芽は窪みでも何でもない垂直の幹の部分から普通に若い枝が生えていました。
紛れも無くカツラの新芽でした。
以前、スノーシューガイドブックに『サワグルミの古木』とか書かれていたらしく「サワグルミの古木ってどれですか?」と何度か聞かれたことが有りますが...
さすがにこれがサワグルミということは無いと思います。
洞窟への急斜面を登り始めると、谷川岳が良く見えます。
更に進むと四阿山と草津白根山も見えます。
氷筍の洞窟。
昨日の冷え込みのおかげで、天井に結晶も付いて居ます。
写真だけだと大きさが分かりづらいと先日言われたので、人間と比較してみました。
氷柱の方が奥にあるので、遠近法で実際よりも小さく見えてます。
洞窟の外観。
ツララも大きくなって、例年に近い雰囲気になってきました。
人が踏み固めたカチカチの斜面を降りたくないので、回り道して新雪ゾーンへ。
後ろで、さりげなく転んでいる研修生よしのさん。
今日はお一人さまのみだったので、ランチは持参にしてもらって開催しました。
私はカップヌードル。
日陰のフカフカ新雪ゾーンに行きたかったので、埋まりきっていない沢の徒渉可能地点を見つけて渡ってきました。
登山慣れしているお客様がお一人だけだから出来た技でした。
細い木が雪の重さに負けて横倒しになった下に出来るツリーホール。
よく見ると何か落ちてます。
何かの種子を包んでいたっぽい感じの殻が複数落ちてました。
偶然それがここに集まったと言うよりは、誰かがここでお食事したんでしょうね。
雪の上に死んだセミが落ちてました。
木の幹に停まったまま死んでいたセミが風で落ちたりしたんでしょうか。
でも、今まで風がもっと強い日もあったのに今日になって落ちてくるのもなんか違和感があります。
ゴール間近でツグミの群れ。群れと言っても4羽くらい。
カラマツに貼りついているツタウルシの枝に留まってます。
今年はツタウルシの実が豊作なので、ツタウルシからツタウルシへと移動して実を食べてました。
曇り気味になりながらも、お天気が荒れる前にゴール。
『次は松田さんお薦めの雨呼山に行きたいです』と言っていただきました。
また来てくださいね!
2020年2月12日。