リピーターさんと特別コース。
2021/1/21。
平日ですが、リピーターさんの「歩こう会」の皆さんが遊びにきてくれました。
今日は、歩こう会の皆さんと、すっかり顔馴染みになった、スノーシューガイド見習いのよしのさんも同行です。
新雪の上にキツネの美しい足跡。
テンの足跡。
ネズミの足跡ですが、途中で消えて雪のトンネルに潜っています。
面白かったのは、一本の木の根元から4~5本の足跡が放射線状に伸びて、みんな途中から雪に潜って消えていました。
複数のネズミが同じ行動をとったのか、それとも同じネズミが繰り返して足跡を作ったのか…?
うっかり全体像の写真を撮り損ねたのが悔やまれます。
カラマツにへばりつくツタウルシの実。
冬になっても実が残るツタウルシですが、今年は大豊作です。
秋のうちに食べつくされてるのはあまり見たことが無いです。
そのツタウルシの下に、殻が沢山落ちてました。
野鳥か何かが食べたんでしょうか。
そういえば去年はブナやドングリの大不作でしたが、以前にもブナが大不作の年にツタウルシが大豊作だったことが有りました。
実を沢山作るかどうかを決める仕組みがブナとは違うんでしょうか。
分岐点の看板。
最近、この看板が埋まるほど雪が降りませんが、今年はもう少しで埋まりそうです。
トチの木の冬芽。
ヤニで粘るので、落ちてきたカラマツの葉が付着してます。
カツラの木。
数年前までは上の雪がリーゼントの様に出っ張ってたのですが、最近はそこまで大きく積もったのをなかなか見れません。
大幽洞窟直下の斜面。
木の切れ間から谷川岳が見えます。
洞窟の前に到着!
後方に、草津白根山や四阿山。
大幽の氷筍。
一月なのでまだ成長途中ですが、結構大きくなりました。
ちょっと移動してランチタイム。
今日のお昼ごはんは、お客さん達が常宿にしている永楽荘さんのお弁当です。
お客さんがお土産にくれたお菓子。
通常はここから下山するのですが、今日は洞窟の上の尾根に上がってみました。
上州武尊山から伸びる尾根です。
須原尾根と言うのですが、ブナとコシアブラで構成されてます。
コシアブラの木に付いている、ムササビらしき爪痕。
どうやって、ムササビの爪痕が付いているのかを体を張って説明してる私。
この須原尾根からは尾瀬至仏山が見えるのも楽しみの一つ。
そう言えば今日のリピーターさんは、昨年の夏に尾瀬と至仏山のガイドもさせていただきました。
ブナの森を歩き続けると、雪原に出ます。
こういうところは、つい走ってみたくなりますね。
尾根上なのであまり大きくはなれませんが、それでも年輪を感じさせるブナの老木。
ここから下りに入ります。
登るのも急ですが、下るのも急です。
雪質が悪い時には、下り坂が危険なのでこのコースには入りません。
写真で見るとそうでもないんですが、上から降りる時はけっこう急に見えて怖かったりします。
無事下山!
ちなみに、私たちが降りてきたルートを通り過ぎてしまうと、奥に見える急坂の尾根を降りることになります。
ゴール地点、カーブミラーに写って集合写真を撮りました。
2021年1月21日。
大幽洞窟。