至仏山とオコジョ。
2019/05/02
令和に入って二日目の至仏山。
昨日の雨から一変、今日は晴れ予報で晴れてはいるのですが...山頂だけきっちり雲に覆われています。
山の天気予報も晴れマークを付けているのですが...「もしかしたらこれ、山頂の周りだけ晴れてて山頂だけ雲の中っていうパターンかもしれません」と不吉な説明をしながら登る私。
しかし、そんな曇り空気分を吹き飛ばす、可愛い珍客に遭遇。
大人気のオコジョさんです。
オコジョが居なくなった後、「可愛かったですね~」なんて言いながら歩いていると...
オコジョがまた前方に。
何故か、登山ルートに沿ってずっと一緒に歩いてます。
木の穴に隠れては、こっちを見てるオコジョ。
木の穴から木の穴へと移動してます。
オコジョの猛ダッシュ!
最後、ぴょーんと飛び跳ねて木の穴に隠れました。
ガスも少しずつ晴れてきて、尾瀬ヶ原が見えてきました。
しかし、山頂はまだガスの中。
でも、スタート前は稜線の全部が雲の中でしたが今は稜線も結構見えてきています。
青空も見え隠れ。
これって、晴れ予報そのものは当たっているんですね。
上空には青空が広がり、ところどころ積雲がぷかぷか浮かんでいるだけです。
山脈にそって吹いてくる風が山にあたって、ここでだけ霧を発生させてるという状態です。
燧ケ岳も見えてきました。
谷川岳は...山頂がギリギリ隠れてます。
こんな風に、いきなり明るくなる時もあれば...
まるで極寒の世界のような見た目になったり。
私達の頭上のすぐ上は晴れ間。
僅かな霧の帯が薄くなるかどうかで、お天気がいきなり変わる状態。
山頂でゴハンを食べながら晴れ間を待ちます。
時折ガスが晴れて見えそうになるのですが...すっきり晴れない。
あと少し...というところから先がなかなか晴れてくれません。
30分ほど待って、諦めて下山。
前方の武尊山。
つい2~3分前までは稜線以上の高さは雲に覆われてたのが全部見えてきました。
待望の晴れ間到来!
下山してから20分後でした・・・。
惜しいでしたが、あのガスの中で50分は待てませんしね...
「じゃあ、せっかくなんで小至仏登り返しましょうか!?」というわけにもいきませんでした(苦笑。
歩みを進めるにつれて、すっかり周辺が見えてきました。
巻機山。
利根川源流の方向が最も雲が濃かったのですが、そっちも見えてきました。
谷川岳も山頂まで見えています。
この時点では、山頂はギリギリ晴れたりガスったりを繰り返してましたが、
下山開始から一時間以上歩いたところで、すっかり晴れた山頂。
この時間まで山頂で待つのはさすがに無理ですが、最後に山容が全部見れて良かったです。
「自分がどんな形の山に登ったか」ってのがイメージできるかどうかで、思い出も変わりますからね。
5月2日、尾瀬至仏山