鹿俣山。
リピーターさんのリクエストで武尊山麓にある鹿俣山に行ってきました。
玉原スキー場のリフトを使うと、積雪量にもよりますが20分くらいで登頂出来てしまいます。
お客さんと交代しながらラッセル。
凄いやる気で、この段差をまっすぐ乗り越えました。
こういう急斜面は僅かですし、登るのがきついなと思えば斜めに回り込めばすぐ上がれます。
なだらかな尾根上。
鹿俣山の山頂にあっというまに到着。
山頂の眺めはあまり良くないので、少しだけ奥に移動。
標高の低い稜線ですが、雪庇が発達してるので注意です。
上州武尊や剣ヶ峰山、獅子ヶ鼻の眺望。
撮影ポイント。
尾瀬の至仏山も見えてます。
手前の笠ヶ岳が目立つので、至仏山っぽくないゴツゴツ感があります。
草津白根山や四阿山。
下山は北側の斜面を少し巻いて降りました。
木々の隙間から平ヶ岳。
北側斜面に回ると、ブナの幹の苔が凍っていました。
利根川源流からの北風が容赦ないですね。
だからこんな低い稜線に立派な雪庇が出来るのですが。
ウサギの足跡。
山頂にはすぐに到着してしまうので、このコースのメインは下山時のブナ林です。
警戒に、時々尻もちをつきながら降ります。
ブナの大木が林立してます。
ネズミの足跡。
かなり長距離を歩いてます。
ブナの木の上に沢山の熊棚(熊の食事跡)。
クマが登った時の爪痕。
だいぶ下まで降りてきました。
最初に見つけたネズミの足跡の始まりの地点を見つけました。
雪の穴を掘って出てきた場所です。
距離にして1km近くを旅したことになります。
ネズミからしたら大冒険だと思いますが、途中ずっとネズミの足跡を遡りながら歩いていたので、このスタート地点を見つけた時には皆で感動しました。
足跡は途中に何度も木の幹回りの穴に潜っては出てきているので、100%同じネズミであるとは言い切れませんが、それでもきっと同じネズミだろうなと思いながら足跡を追いかけてました。
一旦、除雪されている道に出て、楽をしました。
積雪面と道路の段差が大きいので慎重に降ります。
雪の壁の前で記念撮影。
2022年2月19日。曇り・晴れ。
群馬県沼田市、鹿俣山。