玉原スノーシュー。
三連休の初日、玉原に行ってきました。
数年越しのリピーターさんと、今年初参加で二回目を申しこんでいただいた親子さんとを案内してきました。
最初はリフトを使って鹿俣山に行こうかとも思ったんですが…稜線は強風と雲の中。
「ここは良いお天気だから、せっかくなのでこっちにしましょう」ということでリフトを使わずにブナ林へ。
立派なブナの老木が有ったりします。
山の上では山脈に沿って雲が発生し、凄いスピードで流れてますが、森の中ではほとんど風を感じず暑いくらいです。
木の上の方は風が音を立てて枝を揺らしていますが、葉が落ちた森でも風を防ぐ効果が有るので、驚くほど過ごしやすいです。
今日はお天気が悪いと思っていたお客さんも、あまりの良いコンディションにびっくり。
きくらげみたいなキノコの付いた枝が落ちてました。
私はキノコはあまり詳しくないので、キクラゲなのかどうかは分かりませんが、面白い形してますね。
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4本の株立ちになったホオノキ。
トチノキに良い感じの穴が空いてたので確認してみました。
穴の中にはブナの実を食べた殻が大量に落ちてました。
げっ歯類っぽいフンもいっぱい。
緩やかな斜面。
体が温まったところで、駆け下りてみました。
ブナの木の上に熊棚(クマの食事跡)。
この木の幹を確認してみると…
昨年秋のクマの爪痕。
沢を渡ります。
登山道は無いルートなので、落ち無さそうなスノーブリッジを確認しながらになります。
「アップダウンの有るコースを歩きたい」というリクエストだったので、普段ならなるべく登り下りが少ないように歩く所を、尾根を登ったり降りたりしてみました。
前回もそうだったのですが、大人以上のペースで歩いて、しかも最後まで電池切れにならずに歩く凄い体力です。
急斜面に苦労する大人たち。
木の幹の途中がメタボになっているブナ。
2メートル以上積もった雪に、底が見えないほど深く細い穴が空いてます。
いったい何かな~?と思いながら上を見ると…
大きなブナの木の幹から、枯れ枝が雨ドイの様に突き出てました。
枝の上に大量に積もった雪が日射で溶けて樹幹流となって流れた際に、この枯れ枝の所でジョウロみたいに水が飛び出して下に流れて穴を空けたものかなと想像しました。
ブナの幹を流れる雪解け水の量って凄いですね。
エゾハルゼミの抜け殻を見つけました。
その反対側にエゾハルゼミが!
「生きてませんよね?」と質問が来るほど保存状態が良いです。
今脱皮したわけではなくて、両方とも去年のものですね。
湿原に到着!
ヤドリギの実。
いつもの鳥居に近づいたら…あれ?形がおかしい?
鳥居の一番上の横の石柱が雪の重さで落ちてました。
除雪された雪の壁。
この雪の壁、表面が緩んでいて登るのが超大変です。
クライミングならぬ、スノークライミングで遊んでみました。
最後まで元気いっぱいでした。
2022年3月19日。晴れのち曇り。
群馬県沼田市、玉原。