スノーシュー収め。
3月最後の日。
2023年は雪が少なめの為、スノーシューの今日が最後かなという雰囲気。
根開けが始まった、ブナの森。
大きなブナの木の下で、枯れ葉が付いた枝が落ちてました。
その木の幹にはクマの爪痕。
大木の遥か上には、熊棚(クマが食事ために折った枝を更に座布団にした跡)。
住み心地の良さそうな穴が有りました。
入口が微妙に下向きで、屋根付き。雨が入らなさそう。
更に南向きの好物件。
穴の周囲が凄く滑らかになっているので、長年に渡って何かが出入りしてたのかな、という感じでした。
沢を渡りたいのですが…もう全部、スノーブリッジが割れています。
比較的両側の雪が厚い場所で、またいで渡れました。
タムシバ(ニオイコブシ)の花芽。
お客さんが、モクレンやコブシのことを知っていたので、観察も盛り上がりました。
カモシカの足跡発見。
更に、通り過ぎようとしたら「これは何ですか!?」とお客さんから質問が。
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カモシカの足跡が、途中で大きめの穴に変わってます。
「雪の下に隠れている、木の周囲の空洞を踏み抜きそうになって、わたわたしたんでしょうね」とプロファイリングしてみました。
人間も、ここに来るまでに「雪の下の空洞、ツリーホールに気を付けて」と言うシチュエーションが何度も有りましたが、カモシカも例外では無いみたいです。
森林ウォーク。
玉原湿原到着!
途中までは雪の上だけで歩けましたが、後半の拠水林にはもう雪が無い…!
スノーシューを脱いで木道歩き。
木道に上がったものの、思ったよりも雪が結構残って居て、木道が沢を渡っている筈の箇所では、どこが沢か分かりづらい状態。
今日一番緊張して確認しながら渡りました。
木道を渡り終えて、スノーシュー復活。
ブナの木に出来た変なコブ。
昔、ツルにでも巻かれてたんでしょうか。
今日のお客さん、木のことをかなり知っていたので、こういうのを凄く喜んでいただけました。
森を抜けて、道で出ました。
除雪されたのか、アスファルト出てました。
玉原ダムを眺めながら、雪の森に入れる場所まで移動。
トチノキノ冬芽。
ちょっと膨らんで来た?
雪囲いが絶妙に邪魔な位置に有る橋。
かなりアスレチックに通過。
マルバのフユイチゴ。
物凄い好条件の位置に着生できたヤドリギを発見。
膝下くらいの低い位置に、キツツキの突いた穴。
曲がりくねったトチノキに苔が厚く生え、更にその苔にシダ植物。
年輪を感じさせますね。
薄緑に太陽の光が透けて見え、とても綺麗でした。
ゴールです!
来年はぜひ、一ノ倉コースへ来てください!
2023年3月31日。玉原。快晴