谷川岳天神尾根。
この時期は谷川岳のガイドは予定に入れて無かったんですが、週末キャンセルが有り予定が空いたという話をしてたらリピーターさんが谷川岳リクエストでお申込みをしてくれたので、行ってきました。
「スノーシュー無くて大丈夫なんですか?」とお客さんに念を押されましたが、チケット売り場に並んでる登山・バックカントリーの人達の人数を見て「スノーシュー無くても大丈夫ですよ」。
期待通り物凄い人数のラッセルで道が出来てます。
むしろスノーシューを履いていると靴サイズのデコボコで歩きにくくなるので、スノーシュー持ってるのに履かずに担いでる人も多いくらいでうs。
日本海側からの風で稜線沿いに雲が伸びている谷川岳。
岩が露出していると渋滞が起きる場所ですが、雪の道が出来てるので余裕でした。
今日は冬型の気圧配置の縦縞が一時的に緩んだおかげの、好天気。
天狗の留まり場の岩も殆ど雪に埋もれてます。
空が青い!と感動。
でも、いきなり悪天候にこそなりませんが、そんなに長時間続かない青空です。
肩の小屋。
ここまで来ると、別世界のような美しさ。
山頂トマノミミ。
つい先ほどまでは、熱いからと一枚脱いだり、アウターグローブを外してたのに、ここまで来ると新潟からの冷たい風で一気に冷え込みます。
万太郎谷。
オキノ耳を目指して移動。
今日はトマノミミで引き返した人が多かったようで、この先はトレースも小さく、すれ違う人も少な目でした。
オキノ耳手前に有る、エビの尻尾が大量に付着する岩。
前半の暑さとは、うって変わっての気候です。
オキノ耳に登りながら見るトマノミミ。
標識が殆ど埋まってるオキ。
下山開始する頃には、青空の範囲がだいぶ狭まってきました。
トマから先の寒さや、晴天予想時間の短さなどの理由で、トマで折り返す人が多かったのかなと感じました。
周囲に雲が広がって来てますが、谷川岳の真上はまだ青空。
斜面を振り返ると、恐らく今日のラッセルをしてくれたであろう、滑走の人達の滑った跡。
山頂はあんなに冷たかったのに、標高を下げれば上着を着ていられない暖かさでした。
2022年1月29日。
谷川岳。