谷川岳天神平。
久しぶりに暑い程の晴天の谷川岳。
残雪期になった!という感じです。
そういうと春の山を思い浮かべる人も多いですが、谷川岳はまだまだ雪山です。
スキー場の脇を抜けて尾根上へと乗り上げる場所。
まだまだ序盤ですが、物凄い標高の高い山頂を見間違えるような景色です。
谷川岳が見えています。
このスキー場を登り上げる斜面、ここは風当たりが弱くてちょうど午前中の太陽が良い角度で当たる為、天気のいい日は非常に汗をかきます。
残雪期に岩が出ると混雑する箇所も、この通り雪の道で歩きやすくなってます。
その昔、こちらが谷川岳と呼ばれていたという爼倉。
まだ半分も標高を上げていないのに霧氷が残ってます。
前半は汗ばむほどの暑さでも、場所によっては急に冷えたりします。
この日も「暑いので一枚脱ぎます」、「寒いから上着を着ます」というのを何度も繰り返しました。
お天気が良くても、防寒着は必ず持ってきてください。
平ヶ岳。
その右の奥にはうっすらと会津駒ケ岳も見えてます。
尾瀬至仏山。
左奥には燧ケ岳。
今日は関東側は春霞で視界が悪いですが、日本海側は良く見えてます。
山頂の一歩手前の肩の広場にてひとやすみ。
うっすらとですが白馬岳も見えていました。
絶景にご満悦のお客様。
風も弱まり、日差しが高くなってきたので山頂近くでも暑くなってきました。
しかし、この写真を見ると分かりますが、山頂トマノミミの北側は木々が氷細工のようになっていて真っ白です。
朝一番に登って降りてきた人達は、上着やフードもしっかり着込んでました。
恐らく、この時間になる前はけっこう寒かったのでしょう。
標高が低い所では溶けて凍ってを繰り返して透明な氷が枝に張り付いてましたが、ここではエビのしっぽと呼ばれる状態です。
空気中の水分が強風と低温でから来る過冷却という現象で物体に付着したものです。
冬山装備でも体力と気力が挫けそうになる気象条件です。
これを見ても、春山装備オンリーで来て良い山かどうかわかります。
途中で振り返るトマノミミが最高ですね。
もうひとつの山頂、オキノ耳ま行って折り返し。
オキノ耳で集合写真。
下山風景。
先ほどまで上着を脱いでいたのに、皆さんしっかりアウターを着込んでいるのが分かりますでしょうか。
こんな天気がいい日のお昼の暖かい時間でも、雪山でも動かずにお昼を食べていると体が冷えるのです。
最後にスキー場戻る場所。
疲れ切ってバタンキューというわけではなくて、綺麗で眺めの良い場所で雪に埋もれたかったそうです。
この奥に見えている至仏山ですが、このお客様を始めとして、今日ご参加の6人中の5人がその至仏山ツアーも申し込んでくれました。
ありがとうございます!
2022年4月2日。
谷川岳。