寒気の寒風の日でした。
2018/2/11 どんぐりの森。
昨日は上着を脱いでお昼ご飯を食べるほどの陽気でしたが、今日は一転して寒~~い日です。
リピーターさんのポン太君。
前回は服を着てませんでしたが、今回はバッチリとスーツを着込んでるので寒い日でも大丈夫かな?
予定していた雨呼山の駐車場が満杯(マイクロバス二台他乗用車多数)だったので、急遽他のコースへ移動。
滅多に来ない『どんぐりの森』です。
今日は冷たい風と雪の日ですが、このコースならそれほど強い風は受けないので大丈夫。
私は山岳の予報と上空の寒気の図を見ていたので、今日が冷え込むと分かっていたので雨という心配はしてなかったのですが、
ポン太君のお父さんから「雨が心配なんですけど・・・」と事前に確認の連絡が。
あれ?と思って滅多に見ない町のお天気予報を見たら、確かに、みなかみ町の予報(役場周辺)では雨マークが付いたり消えたりしてました。
なるほど、これなら参加者の皆さんは心配しちゃいますよね。山のことばかり見てて、お客さん目線での確認を怠ってました。
雨が心配どころか、寒風が心配な今日のお天気です。
車を停めたところから、コースへ上がるルートに足跡が。
ちょっと、この雪の壁は人間は上がれませんね。
カモシカが降りて来て、崩しながら道路に出た足跡と、そこを利用して登って行ったキツネの足跡でした。
人間はちょっと回りこんでから上がります。
新旧のカモシカの足跡がアチコチに。
カモシカが枝を食べた痕。
次は、木の皮が落ちてました。
枯れ木の皮なので、カモシカさんの仕業でありませんね。
虫のフンと思われる粒が沢山一緒に落ちてました。
状況をプロファイルすると、野鳥が木の皮の裏に居る虫を食べた痕跡かな?
などと、生き物の痕跡を見つけながら歩き、あまりのカモシカの足跡の多さに「足跡を追いかけて追いついてしまう動物はカモシカくらいです」なんて話をしながら歩いていたら・・・
なにやら影が・・・
さして急ぐわけでもなく、のそっのそっ。ぽんた君、無反応。
もう、枝を食べたり、こっちを見たりなどのマッタリモードに。
一つだけ残っていたリスの足跡。
今日は降雪と風で足跡などが消え易い日です。
カモシカのような大型の動物の足跡も、通常は残るのですが横風が当たる地形では今にも消えそうに。
リスの小さな足跡なんて殆ど消えてしまってたのですが、木の根元で風から守られていた足跡だけ、かろうじて残ってました。
ポン太君のお母さんが「見逃しませんね~」と感心してくれました。
熊棚発見・・・!
今年はそれほどクマ棚の数が多くないので、残ってるのを見つけると嬉しいです。
落ちている枝が有りました。
熊が折った枝です。
あんな怖そうな見た目の熊も、帽子を綺麗に残して食べてます。
雪が降ってるのもありますが、風が冷た過ぎ!ということでツエルト設営してお昼ご飯。
降る雪が、ツエルトに付着せずに粒のまま飛ばされるくらいだから、そりゃ寒いです。
中は暖か!
ご飯をすませて、また歩き出します。
木の皮に、ドングリの残骸。
秋の間に野鳥が貯めておいた食料を、冬になってから突いたモノかな。
このコースのお目当て、どんぐり(ミズナラ)のマザーツリー。
あまりの立派さに、ポン太君も驚きの表情。
マザーツリーと一緒に撮影。
枝の一つ一つが、周囲に生えてる木よりも太い!と皆さん感嘆。
これだけの豪雪に耐えて、横に張っている枝ですから太いのもうなずけます。
更に幾つかのポイントを回って、シラカバの森で折り返し。
ホテルやペンションが敷地に植えたシラカバ林と違って、森の奥に有る天然のシラカバ林。
地図上では沢でもなんでもない所。
落ち葉の下から水の流れが始まっています。
この上に20mも上がれば、尾根のてっぺん。そんなところから水が染み出すくらい、水源の豊富な森です。
更に歩いていると、皆が思わず視線を送ってしまう変なものが・・・
なにこれ?と思わず皆で凝視。鬼太郎の郵便ポスト?
一つずつ確認していくと、枯れた枝のてっぺんに菌類(朽ちた木を食べるタイプ)。
折れた枝の根本が枯れこんだところを、小鳥か何かが穿って巣穴にした穴。
付け根の部分はキツツキなどが虫(朽木に入っている)を食べる為に突ついて、細くなっている。
色んな要素が重なって、珍百景みたいになってました。
いつもは、お父さんとポン太君だけでアウトドアに出かけているそうですが、今日は偶然お母さんも一緒に来たそうです。
普段から一緒にお出かけしましょう!
お二人とも、お疲れ様でした!
2018年2月11日。
湯の小屋温泉。