黒斑山・蛇骨岳。
2021/3/11。
浅間山の外側の外輪山の黒斑山と蛇骨岳に行ってきました。
みなかみガイド協会の仲間と一緒に、研修兼下見を兼ねてです。
車坂峠からのコース。
標高差も少なく、初心者向けです。
雪も硬く締まっているので、スノーシューではなくてアイゼン使用。
森林限界はまだ上ですが、少し登るだけで時折こうやって開けた場所が出てきます。
振り返れば、お隣の四阿山。
その左奥には妙高と火打山。
カラマツの枝の上で、小鳥が羽を広げてます。
日光浴でもしてるんでしょうか。
高山の野鳥のヒガラでした。
オオシラビソの葉が、足元にぼとぼとと落ちてました。
風で折れて落ちたのとは違う感じです。
根元を見ると、折れたのではなく切り取られた感じです。
枝先の方を見ると、冬芽の部分が齧り取られてます。
これが何の仕業とかは教わったことや見たことはありませんが、手に入る材料で自分なりに推理してみると…
・鳥では無く、歯が鋭い生き物。
・小型で木に登れる
・でも、新芽が付いているような細い葉先にまでは行けない
・手が使える
上記の条件がそろった生き物が、枝伝いに新芽の近くまで行って、枝先を齧りとって手元に持ってきて、それから新芽だけ食べてポイ捨てした。
と想像しました。
合っているかどうかはわかりませんが、そんな想像をしながら観察するのも楽しいです。
槍ヶ鞘のビューポイントに到着!
ザレ場を登って…
トーミの頭に到着!
もう槍ヶ鞘とここの眺めだけで大満足です。
第一外輪山と第二外輪山の間。
ここの景色が雄大で、大好きです。
こういう場所のことを何と呼ぶんだろうと思って調べてみたら、火口原というらしいですね。
あまりカッコいい呼び名ではなかったので、湯の平からJバンドという固有の地名で呼んでおきます。
通り過ぎてから振り返って見るトーミの頭。
黒斑山に到着。
浅間の写真は他の場所で撮った方が綺麗ですね。
第一外輪山の稜線を通って蛇骨岳を目指します。
山頂の火口がはっきりと見えてきます。
黒斑山からも浅間の火口は一応見えるのですが、蛇骨岳の方に向かった方が、角度的にはっきり分かります。
蛇骨岳までは割とすぐに行けます。
こっちの方が黒斑山よりも広くてお昼ごはん休憩には良いかも。
北風はこっちのほうが強く当たります。
浅間山とカップラーメン。
草津白根から谷川連峰までの国境稜線の山脈が良く見えます。
下山は、北側の林道の方を使いました。
眺めは良くありませんが、上り下りが無いので楽です。
下山後、ランプの宿高峰温泉に日帰り入浴してきました。
冬の間は、雪上車で送迎してもらうお宿です。
入浴後、窓の外の野鳥を眺めながら、信州名物のりんごをまるごと凍らせたシャーベットをいただきました。
2021年3月11日。
黒斑山・蛇骨岳(浅間外輪山)。