巻機山。
2021/4/2
新潟県の巻機山に行ってきました。
高速道路を降りて向かう途中での写真。
巻機の山頂は割引岳に隠れてしまっていますが、立派な山並みです。
桜坂の登山口までは除雪がされていない為、ここまで来るのにも1時間近くかかりました。
気温が高い為、足元がザクザクと踏み抜いてしまします。
井戸尾根。
ここまで来ると比較的歩きやすくなりましたが、先行者の足跡が有ってそれを踏んだ為ですね。
それを踏むか踏まないかで移動スピードがかなり変わりました。
ワカンやスノーシューを使うほどでも無いけど、使った方が移動は早く出来そうな腐り雪です。
5合目のところに上がっていく急斜面。
冬だと結構な斜度を感じますね。
上越のマッターホルン、大源太。
ニセ巻機の稜線には、滝雲がびっしりかかってます。
ジャンクションピークへと繋がる稜線。
ここが滝雲が一番凄いでした。
暫くは、片側斜面の尾根道。
ちょっと歩き難いです。
途中、バナナの皮が何本も捨てられ、その横には大きなおトイレ(大の方)もしてありました。
この狭いルートで、そういう落し物はやめて欲しいですね…。
細い尾根道から広いブナの疎林に移行。
もうすぐ森林限界です。
天狗岩のビューポイント。
森林限界に入り、ニセ巻機の有る稜線へと向かいます。
朝はべったりと山脈に張り付いていた雲が、少し散り気味になってきています。
これなら山頂が目指せそうです。
新人のヨコサカガイド。
写真はガスが晴れた一瞬に撮影してるのでお天気良さそうですが、基本はガスガスの真っ白です。
それでも、時折晴れ間が訪れるだけでも、朝よりはかなり好転してますね。
気持ちの良い広い雪原。
こんな見晴しの良いところに、まさかの人間のトイレ後(大)が何か所もあって驚きです。
テントを張ったらしい穴が掘って有ったので、テント泊した人達が夜間にしたのかなと思いますが…
後方のパーティに人糞注意を伝えたら、踏みそうでしたと感謝されました。
ニセ巻機の山頂の到着。
状況によっては山頂を踏めない可能性も有るので、隠ぺい工作でニセの文字を隠して、山頂を装うヨコサカガイド。
と言うのは冗談で、ガスも少し薄くなっているので山頂を目指します。
ニセ巻機と本峰のコルの部分まで降りると、サーっとガスが晴れました。
巻機山避難小屋。
晴れたタイミングで記念撮影。
御機屋(おはたや)まで登ると、反対側にあった越後三山・八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳。
山頂。
ここはケルンしか有りません。
風で雪が飛ばされる場所ではあるのですが、最近の高温で薄い雪は全部溶かされてしまってますね。
吹き溜まりの部分の積雪が例年よりも多いことを考えると、極端な気象かなと思ってます。
下山開始。
大源太と七つ小屋山のマウンテンビュー。
群馬側は分厚い雲海になっています。
巻機の山頂近辺は、雄大な感じで入り組んでいて、とても美しく面白い地形です。
「標高は低いけど、この雄大さはビッグマウンテンだよ!」と私は表現してます。
山頂から、御機屋を回らずにトラバース気味での下山ルート。
雄大です!
谷川連峰の馬蹄形へと続く稜線。
美しいですね。
下山後。
新人ガイドに清水集落を見せておこうと思って立ち寄ったら、ミズバショウが綺麗に咲いてました。
嬉しいサプライズですね。
2021年4月2日。
巻機山。