谷川岳の雲海。
2014年4月20日。
次週から尾瀬至仏山のガイドに切り替わるため、今日が谷川岳残雪ツアー最終日。
お一人参加のヒラタイさん。
リピーターのイソノさんからの口コミで申し込んでいだきました!
今日は地上の天気予報では、水上町は雨/曇り。
こんな感じの出だしですが、今日のコンディションなら谷川岳は湯沢側の晴れ予報に準ずるだろうという判断で催行。
南からの湿った風の勢力が思ったより強かったとしても、そこまで悪い気象にはならないだろうと前日に相談して来ていただきました。
木の枝にびっしりとエビの尻尾。
天神ザンゲ岩まで来た辺りで、真上の雲が薄くなってきて青空が透けてきた感じに。
「青空来てますよ」と言っても「え~?」と言って半信半疑のヒラタイさん。
「こんな日は雲海になることもありますよ」と話しながしばらく歩くと・・・
雲の中から俎嵓とオジカ沢の頭が。
時おり秒単位で姿を見せてはまた雲の中に消えて行く感じですが、雲海への期待が高まります。
一瞬現れたタイミングで撮影。
視界が晴れる間隔がどんどん長くなっていく。
私たちが標高を上げるのに合わせて雲の上限が下がっていき、ついに雲海完成!
雲海と肩ノ小屋。
こんな撮影日和の日にデジカメを忘れてスマホ撮影なのが残念。
ヒラタイさんが良いカメラを持ってきていたので代わりに撮ってもらいました。
ヒラタイさんに送ってもらった写真。
やっぱり全然こっちのが良いですね!ありがとうございます。
今までの経験から言うと、この後は雲海がどんどん細切れになっていってただの雲になってしまいます。
そうなる前にあらかた撮影を済ませてから山頂へ。
山頂に到着して晴れた状態の東側をバックに撮影。
30分前までは、この東側の湯檜曽川も雲に覆われていたのですが、すっかり消えている雲海。
さらにオジカ沢とヒツゴー沢から上がってくる滝雲。
「今日は見たいものが全部見れた気がする」とヒラタイさん。
谷川稜線の東側はすっかりガスが晴れています。
湯沢も午後には曇りになる予報だったのが、かなり粘って2時近くまでこの晴天。
谷川山頂が雲に覆われたのは予想よりずっと後でした。
ゴールする頃には、また雲の下。
ヒラタイさん、今日はありがとうございました。