水上/スノーシュー

スノーシューガイド/群馬県みなかみ町/ハッピースノーシュー

大幽洞窟途中撤退

敗退しました!大幽洞。

2019/01/27。

 

大雪というほどではないのですが、そこそこまとまった積雪が前日からありました。

場所にもよるのですが、40cmくらいでしょうか。

ここ、みなかみ町藤原地区では大雪と言えば80cmとか1メートルなので特に大雪と言う気はしませんが、

世間の常識から考えるとかなりの大雪の日です。

上の原

こんなに新雪が積もった日には、絶対に行かない大幽洞窟コースですが・・・

にしおさん

今日は大幽洞窟に絶対行きたいという希望のお客さんだったので、あえてここにやってきました。

「明るいうちに戻って来れない可能性が高いので、多分途中で戻ることになりますよ」と事前説明したのですが・・・

それでも大幽が良いというのでは、行くしかありませんね。

スタート近く

スタート直後の定期的に除雪されている道路上なので、比較的楽に歩けるところなのですが・・・かなり大変そうです。

まだ積雪は膝下です!頑張って!

大幽登山口

『今からでも戻って、他の楽なコースに変更できますよ』と相談しても、『頑張ります!』と返事が帰ってきたので、そのまま続行。

200m後

200メートルちょっと、私が先行ラッセルして進んだところでニシオさんを待っていると・・・

登山口のところに、数人の人影が。

テラダさんグループ

私のラッセル跡を通って、4人組パーティが追いついてきました!

心強いラッセル仲間です。

ラッセル交代

私の知り合いのガイドさんのパーティでした。

みなかみ町の外部から来ている人ですが、今日来るにあたって大幽コースの積雪や除雪状況を事前に尋ねられてました。

 

こんな日には誰も大幽に来ないと思ってましたが、唯一このパーティだけは予定通り大幽にきてくれたので、ラッセルが凄く楽になりました。

ニシオさん

先頭から二人目というのは結構大変なんですが(それでも、先頭よりは数倍楽です)、数人分のラッセル跡を歩くことが出来て余裕を取り戻したニシオさん。嬉しそう。

 

僅かですが、前日より前のトレースが残っていて、10cmだけでもラッセルが浅くできたのも幸運でした。

腰ラッセル

もう残り300メートルくらい、というところまで来て・・・

積雪がいっそう深く、そして古いラッセル跡が完全に埋まってなくなりました。

 

平均で腰ラッセル。

急斜面に向かって立つと、みぞおちの上です。

バンザイ

お手上げ!バンザイ!

ここで断念になりました。

 

もうお客さんの方から『ここまでで良いわ~』とギブアップ宣言が出ました。

お昼

みんなでお昼ご飯。

お隣のパーティは山のベテランのお母様方で、お汁粉とかキンカンとかコーヒーとかをご馳走になってしまいました。

ありがとうございます!

帰路

帰り道。

行きとは違うルートで帰ることが多いのですが…今日は往路で作った道をぴったりトレースして戻りました。

 

下りは新雪のところを歩いても、それほど疲れないのですが今日の積雪だと下りでもかなり疲労します。

雪原走り

ゴール近くの雪原。

緩やかな下りですが、足が埋まってかなり大変そう。

ラッセル中

ニシオさんもラッセルにチャレンジ。

転び中

一度転ぶと中々起き上がれません。

手を付いても、手が雪に沈んでしまうし、足とかも雪の中であらぬ方向に伸びているので、もがくだけで起き上がれないという事態になります。

テラダさん

起き上がる見本を実演するテラダガイド。雪まみれです。

 

起き上がり講習会

スノーシューで転んだ時の起き上がり方講習会が始まりました。

ゴール間近

なんとか、みんな起き上がれてゴールに近づいてきました。

ゴール

雪まみれになってゴール!

こんな凄い雪の中を歩くのは、みなかみ町とはいえ滅多に無いことです。

普通はもっと楽に歩けるので、これに懲りないで又来てください!

 

2019年1月27日。

大幽洞窟。

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ツアーレポート

ハッピースノーシューのトレッキングツアーの記録、レポートのページです。群馬県みなかみ町(旧水上温泉)。

大幽コース

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